角田裕毅は、フランコ・コラピントのファンからSNS上で差別的な中傷を受けたことについてコメントした。F1エミリア・ロマーニャGPの金曜日のフリー走行1回目で、角田裕毅はアルピーヌから出場していたフランコ・コラピントに走行を妨げられた後、彼に向かって手を振って抗議する場面が見られた。これに反応する形で、一部のファンからは深刻な人種差別的発言も含む悪質な投稿が相次いだ。
「正直なところ、僕だけに向けられたものじゃないって聞いてます。あちこちに向けてるみたいで、ジャック(ドゥーハン)にも向かってるんです。彼は何も悪いことしてないのに。だからちょっと必要ないことだなと思います」金曜のFP1でコラピントとの間に起きた出来事について角田裕毅はこう説明した。「トラフィックに引っかかったら誰でもイライラしますし、僕も何度も引っかかってたんです。だからフラストレーションが溜まってたのは確かです」「でも、自分の意見を言う権利はあると思ってます。別に間違ったことやひどいことを言ったつもりはなくて、ただフラストレーションを表しただけなんです」SNSでの一部コラピント支持者からの反応についても、角田裕毅は冷静に語った。「自国のドライバーを応援する気持ちは分かります。でも、どこかで一線を越えてしまってると思うんです」「こうやって話すのは、自分にだけじゃなくてドゥーハンにも向けられてるからです。応援のエネルギーがあるのは良いことなんですけど、もっと良い方向に使ってもらえたらって思います」今後さらに状況が悪化するようなら、F1が対応すべきだと強調した。「このままひどくなっていくようなら、F1が何かしら発言するべきだと思います」
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