角田裕毅が2025年にF1マシンで初走行。レーシングブルズがイモラ・サーキットで3日間のドライバートレーニングを開始した。これまで、ハースF1チームとメルセデスがヘレス・サーキットで旧型車を使用したプライベートテストを実施していたが、レーシングブルズもイモラで2025年シーズンにむけて始動した。
角田裕毅は今朝、イモラ・サーキットで、特別なカラーリングを施したアルファタウリAT04で、3日間にわたるチームの活動をスタートさせた。TPC(旧車テスト)にはスポンサーの文字はない。角田裕毅は、F1が75周年を迎える2月18日にロンドンで開催されるイベントで2025年のすべてのカラーリングを披露することを決めたF1が求める必須事項に従うため、2023年の最終2戦を戦ったものと思われるボディワークを使用した。2月のF1の冬はいつも多くのコンテンツで埋め尽くされていたが、今のところ、ウィリアムズとフェラーリだけが新車を披露し、他のいくつかのチームは撮影日にしかマシンを走らせないようだ。朝からアスファルトは湿っていて、インターミディエイトタイヤには最適なコンディションだったが、角田裕毅はウェットタイヤはフルウェットのみで、レーシングラインを乾かすために15周ほど走った。角田裕毅がソフトコンパウンドのスリックタイヤを装着できるほどアスファルトが乾いたのは、ランチストップの後だった。レーシングブルズのエンジニアたちはコンディションの好転を利用し、3周のドライラップのシミュレーションを行った。1分37秒台ペースでスタートし、徐々に1分27秒86まで落ちていった。その後、プッシュ・ラップとクール・ダウン・ラップが交互に繰り返され、スティントの最後にはピット・ストップ・テストも行われた。角田裕毅が1分21秒25というタイムを記録したのは、この日の天候を考えると非常に興味深いものだった。日没前、レーシングブルズは一連のピットストップを行い、ピットレーンへの進入からリミッター解除までをシミュレーションした。AT04を駆る角田は、インとアウトを除いて57周を重ね、ほぼグランプリ1回分の距離を走破した。明日はアイザック・ハジャールの番だ。このフランス人ドライバーはルーキーであるため、コース上での作業は彼と一緒に働くテクニシャンたちと打ち解け、ステアリングホイールとコンピューターで何度も調整する最新のシングルシーターが必要とするプロセスに慣れるための貴重なものとなる。最終日の3日目、木曜日は岩佐歩望の出番だ。23歳の若き日本人ドライバーは、残り2回のFP1セッションに指名される。FIAはスポーツレギュレーションを変更し、若手ドライバーを起用するラウンド数を4戦に増やしたが、2戦はルーキーであるハジャールの特権であり、したがってルーキーの地位を失うのは中国GP以降となる
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