角田裕毅は、2024年F1イタリアGPの予選で16番手となりQ1敗退。「フラストレーションを感じている」と語った。RBはモンツァ・サーキットで角田裕毅のマシンにのみアップグレードを搭載。しかし、旧型スペックのダニエル・リカルドがQ2に進出して12番手だったのに対し、角田裕毅は0.044秒差でQ1敗退。
新エンジニアのエルネスト・デシデリオから16番手であることを伝えられると『とにかく馬鹿げてる。ドライブするのがかなり難しい。マジで馬鹿げている』と声を荒げ、汚い言葉を使わないようなだめられた角田裕毅は「マシンによって違いがある」としてアップグレードを搭載したした自身のマシンが機能していないことを示唆した。「今日はタフでした」と角田裕毅はコメント。「昨日はかなりペースが遅かったのですが、セッションを重ねるごとにミッドフィールドに近づくことができました。しかし、残念ながら、明らかに十分ではありません」「フラストレーションを感じています」「いくつか不明な点があるので、何が起こっているのか理解する必要があります。週末を通して、運転しやすいマシンではありませんでした」「予選で走ったラップにはかなり満足していますが、全体的には今週末はペース不足を感じているので、まだ何かが足りないんだと思います」「マシンによって違いがあるので、学ぶべきことはたくさんあるでしょう。明日もベストを尽くします」RBの車両性能担当チーフエンジニアを務めるクラウディオ・バレストリも角田裕毅のマシンでパフォーマンスを引き出せていないことを認める。「昨日は、特に新しいパーツを搭載した裕毅のマシンで、我々のパフォーマンスレベルに完全に満足できなかった」とクラウディオ・バレストリは語った。「我々は、この難しいトラックでマシンの最大限のパフォーマンスを引き出すために、ガレージの両サイドで一晩中作業を行い、ダウンフォースレベルのチューニングを行った」「今朝のFP3では、ソフトタイヤを履いて燃料を軽くした状態で両方のマシンをテストし、変更した部分からいくつかのポジティブな結果を得ることができた残念ながら、我々は十分に速くはなく、Q1で裕毅が、ダニエルもQ3進出までコンマ数秒届かなかった」「今はレースに焦点を切り替え、ポイント獲得を目指さなければならない」