角田裕毅が、2024年F1イタリアGPに向けた展望と舞台となるモンツァ・サーキットについて語った。イタリアのファエンツァを拠点とするRBにとってモンツァでのグランプリはホームレースとなる。今年、モンツァの路面は再舗装されており、どのチームにとっても予想がつかないだろうと角田裕毅は考えている。
「モンツァはいつも特別な週末です」と角田裕毅はコメント。「チームにとってのホームレースであり、ファンの皆さんの応援をたくさん期待できるからというだけでなく、カレンダー上最後の真の高速サーキットであるという点で、本当にユニークだからです」「ダウンフォースがほとんどない状態でマシンを運転するのはいつもエキサイティングです」「コース全体が完全に再舗装されたため、どのチームもあまり予想がつかないと思いますが、以前よりもグリップが向上する可能性があり、タイヤのパフォーマンスにも良い影響を与えるでしょう」「コースはセッションごとに急速に変化するため、適切なセットアップを見つけるのは難しいでしょう」チームメイトのダニエル・リカルドは「今週、特にモンツァで再びコース上でのレースができることに興奮している」と語る。「ザントフォールトではポイントを獲得できなかったが、素晴らしいレースができ、間違いなくマシンと戦略を最大限に活用することができた。今週はさらに上を目指せるはずだ」「モンツァにはいつも素晴らしい思い出がある。ファンは素晴らしいし、2021年の勝利もそうだが、何よりもピザが特別なんだ」RBのレーシングディレクターを務めるアラン・パーメインは「モンツァは、チームやドライバーの間でも人気の高いサーキットだ」と語る。「1920年代に建設されたこのサーキットには、歴史を感じさせる部分もあり、今でもオリジナルのバンクが残っている」「近代的なモンツァは、ダウンフォースが低く、高速のサーキットであり、車は通常時速350キロを超える。高速走行には高いブレーキ性能が求められ、時速350キロから第1シケインの第1コーナーに向けて時速70キロまで減速する。ブレーキの冷却を最適化して性能を維持し、オーバーヒートや過剰な摩耗を防ぐ必要がある」「2024年にはトラックが完全に再舗装され、従来はタイヤの摩耗やデグラデーションが少ないレースだったが、新しい路面により状況が変わる可能性がある」「金曜日のプラクティスセッションの一部は、日曜日のレースに向けたタイヤの挙動を確認し、最適なレース戦略を立てるために費やされるだろう」