角田裕毅は、2024年F1第10戦スペインGPの予選でQ1敗退を喫して17番手で終了。予選でのラップには満足していたが、結果がついてこなかったと語った。ビザ・キャッシュRBは、スペインGPに6つのアップグレードを投入したが、初日にDRSに不具合が発生したことで新スペックのリアウイングは使用できなくなった。そのた、め、リアウイングだけ旧スペックという妥協を強いられたパッケージで戦うことを余儀なくされた。
土曜日の最終プラクティスを18番手で終えて予選に挑んだ角田裕毅は、Q1最後のアタックに満足していたが、インラップでトップ15を逃したことを伝えられたときには明らかに困惑していた。「アップグレードは期待通りに機能しているようです。パッケージは正常に機能していると思います。特に変わったことは起きていませんが、今週は明らかに何かが起こっているようで...さまざまなことを試してみましたが、うまくいきませんでした」とセッション後に角田裕毅は語った。「少なくとも(無線で)16番手だと聞きたかったです。でも17番手は、自分たが望んでいた、あるいはあのラップで期待していた順位からはかなり離れていました。少なくとも状況を最大限に発揮できていると感じていたんですが、同時に、あのラップで17番手だと聞いたときはかなりがっかりしました」角田裕毅は、週末に向けての準備にチームに不足があったことを示唆して次のように付け加えた。「コース特有のものであれいいなと思いますが、今週の準備で何を改善すべきか、また現状から改善するために何が不足しているかは分かっています」と角田裕毅はコメント。「でも、少なくとも今週はそれをまとめることができなかった。おそらくそれがメインのリミテーションだったと思います」また、ビザ・キャッシュアップRBの予選後のプレスリリースで角田裕毅は土曜日を以下のように振り返った。「今週末はペースに苦戦し、改善を試みるためにさまざまなことを試しました。そして最終的には、フリー走行よりも予選の方が調子が良かったと感じています」と角田裕毅は語った。「少なくとも自分のラップには満足していますし、現在のパッケージを最大限に活用できたと感じています」「ここ数戦は順調に進んでいたので残念ではありますが、チーム一丸となってこの困難な時期を乗り越えることが重要だと思います。この苦境から学び、チームとして成長する良い機会です。最も重要なのはポジティブな姿勢を保つことであり、僕たちは間違いなくそうしていきます」