角田裕毅は、2024年F1第4戦日本GPの決勝を10位でフィニッシュ。鈴鹿サーキットでの母国レースで初入賞を果たし、「ホっとした」と安堵の表情を浮かべた。10番グリッドからミディアムタイヤでスタートした角田裕毅は、オープニングラップで2つ順位を落とすが、ソフトに交換したリスタートで取り戻すと力強いレースを展開。2回目のピットストップではチームの素晴らしい作業もあり、2台を抜き去った。
「率直に言うとホッとしています」と角田裕毅はコメント。「入賞できたのは本当にチームのサポートのおかげです」「最初のスタートでいくつかのポジションを失った後、確かに少しがっかりしたと思いますが、同時にその後は素晴らしいスタートを切ることができました」「リスタートの12番手からはポジションを取り返すチャンスがないと思ったので、ソフトタイヤでアグレッシブに行きました」「大きなハイライトの一つはピットストップだったと思います。チームは素晴らしい仕事をしてくれました。メカニックは非常に速かったので、2台のマシンを追い抜きました。信じられないです!」「2回目のピットストップでは周りが一緒に入ることになって、戦略の分かれ目にもなったんですが、ストップする位置をきっちり守って、チームがいいピット作業をしてくれたおかげです」「だから、彼らがいなかったら、あれがなかったら、今日ポイントを獲得するのはおそらくもっと難しかっただろうし、チームの功績は大きいし、もちろん日本のファンの前でやっとポイントを獲得することができて、とてもうれしいです」ピットストップは角田裕毅のハイライトだったかもしれないが、コース上でもバトルをする必要があった。鈴鹿にはDRSゾーンが1つしかないため、オーバーテイクのチャンスとなるコーナーでは、より接近することができる。角田裕毅は、ターン6のアウトサイドからニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)を抜き去る見せ場を作った。「間違いなく、自信を持っています」と角田裕毅は続けた。「僕たちの直線速度は他のクルマに比べてそこまで競争力がないことはわかっていましたし、他のクルマのほうが直線速度が優れていることもわかっていました」「でも同時に、僕たちには多くのダウンフォースがあったことも分かっていたし、唯一のチャンスはいつも使っているS字でした。ダウンフォースの影響を受けやすいので、何回かオーバーテイクした。間違いなく楽しかったで」ジュニアフォーミュラ時代からよく知っているトラックでの角田裕毅の初ポイントは、RBのランキング6位の地位を確固たるものにし、チームは現在ハースに3ポイント差を付けている。また、日本人ドライバーとして2012年の小林可夢偉以来12年ぶりとなり、鈴鹿サーキットに集まったたくさんの母国ファンを沸かせた。「最後はファンの皆さんの応援を見て感動しました。期待に応えられて良かったです。これからもサポートしてくれたら嬉しいですし、新しいファンの皆さんもこのレースをきっかけに好きになってくれたら嬉しいです」
全文を読む