角田裕毅は、ビザ・キャッシュアップRBフォーミュラ1チームの2024年F1マシン『VCARB 01』の第一印象として、昨年のアルファタウリAT04よりも「コントロールしやすい」点を挙げた。ビザ・キャッシュアップRBフォーミュラ1チームが、イタリアのミサノ・サーキットで2024年F1マシン『VCARB 01』を初テスト。ドライバーの角田裕毅とダニエル・リカルド、RB・F1チーム首脳陣がその第一印象を語った。
2024年のF1プレシーズンテストは2月21日(水)にバーレーン・インターナショナル・サーキットで始まり、2人のレギュラードライバーはそれぞれ1日半をシーズンに向けての準備に費やす。ほとんどのF1チームは、新車発表後に映像を撮り、すべてのシステムをチェックし、問題があればすぐに原因を突き止められるように最初の機能テストを行う。これは、イタリアのレッドブル・レーシングチームであるビザ・キャッシュアップRB(以前はトロロッソとアルファタウリとして知られていた)のアプローチでもある。角田裕毅とダニエル・リカルドはそれぞれ新車VCARB 01をドライブした。「とてもいい感じでした」と角田裕毅はコメント。「すべてがスムーズに進みました。マシンのフィーリングはすでに昨年よりも良くなっています」「新しいGPイヤーの良いスタートとなりました。マシンは完璧に走り、2023年のマシンよりもコントロールしやすいと思います」ダニエル・リカルドは「新しいF1レーシングカーはどれも緊張する。僕にとって新しいレーシングカーは常に新しいチャンスなんだ。クルマはすぐに気に入った。 ペイントワークがとても気に入っている」と語った。「ドライビングエクスペリエンスという点では、冬の休暇を終えてようやくマシンに戻ることができたのが特に良かった。まだ、どれほどのレベルになれるかはわからないが、クルマに乗った第一印象はポジティブだ」「冬のテストドライバーは非常に重要だ。レースが始まると、ハイペースで運転することになり、特定のことに費やす時間がほとんどなくなってしまうからだ。テストでは、レース週末のプレッシャーを感じることなく、シーズン全体の調子を整えることができる」。チーム代表のローラン・メキースは「まだトロ・ロッソだった頃、私はすでにチームの一員だったので、これは私にとって特別な瞬間だった。このチームの運営は、他のレーシングチームとは少し異なる。ピーター・バイエルと私は仕事を分担している。ピーターはビジネス面をすべて担当し、私はスポーツ面と技術面を担当する。我々は本質的に二重のリーダーシップをとっている」と述べた。CEOのピーター・バイエルは「アルファタウリからビザ・キャッシュアップRBへのステップを進化とは考えておらず、むしろ新しいチームとして見ている。ラスベガスでエキサイティングなプレゼンテーションを行ったがが、この楽観的な精神が今年全体の基調となっている」と語った。「ビザ・キャッシュアップRBは、ファンに新しく新鮮なF1体験を提供したいと考えている。我々のパートナーであるVisaとCash Appとともに、数多くのF1イベントを開催する予定だ」「世界には、スポーツと音楽という2つの共通言語がある。誰もがビートを理解し、誰もがスポーツイベントの仕組みを理解している。我々はレース以上のものを提供したい。音楽やアートにスポットライトを当て、そうしたアトラクションでスポーツのエンターテインメント性を深めたい」テクニカルディレクターのジョディ・エギントンは「我々の目標は明確だ。競争の激しいミッドフィールドで自分自身を主張したい。これを達成するためには、あらゆる用途で新車のポテンシャルを引き出し、厳格な開発プログラムを推進する必要がある」と述べた。「2023年シーズンはシーズンを通して向上してきたので、この調子でいきたい。また、より安定したパフォーマンスを見せたい。すべてのレースでポイントを獲得できるようにする必要がある」


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