角田裕毅は、F1シンガポールGPのアップグレードによってスクーデリア・アルファタウリが抱えていた問題点が改善させることを期待している。アルファタウリは、昨シーズンのレギュレーション変更以降、急速に順位を下げている。昨年は9位に甘んじていたが、今季は14戦でわずか3ポイントしか獲得できず、ランキング下位に低迷している。
しかし、F1シンガポールGPでアルファタウリはレッドブルのRB19の設計思想を反映したAT04のアップグレードを投入する。角田裕毅はそれがコンストラクターズランキング下位からの浮上につながること期待しており、ダニエル・リカルドとリアム・ローソンからのフィードバックが開発に役立っていることを明かした。「このグランプリでは多くのアップグレードが入ります」と角田裕毅は語った。「空力面でも多くのアップグレードが導入されるので、最大のタイムアップを期待しています。空力はパフォーマンスを向上させるために懸命に取り組んでいるメインの部分です。メカニカル面でもいくつか入りますが、メインは空力です」「特にダニエルとリアムからのフィードバックで、僕たちはリアからのサポートが不足していることは把握しています」「だから、アップグレードの方向性は間違いなく正しいものだと思うし、それが僕たちドライバーの自信にもつながることを願っています」手を負傷しているリカルドは、エンジニアリングをサポートするためにシンガポールグランプリでアルファタウリに帯同アルファタウリはイギリスGPのためにアップグレードパッケージを導入したが、チームが期待していたようなステップアップは果たせなかった。今回、角田裕毅はシミュレーターで違いを実感していると語る。「シミュレーターではすでにシルバーストーンとの違いを感じています。シルバーストンと比べてさらに違うと感じました」と角田裕毅はシンガポールのパッケージについて語った。「シルバーストーンでは、シミュレーターでは大きな違いは感じませんでした。それ自体をロードするだけでラップタイムが少し向上します」「でも今回は、ちょっとした特性の変化を感じることができました」「ある意味で、今の方向性と似たようなところはありますが、僕たちに欠けていたエントリーでのリアからのサポートがもう少し増えたような感じです」「当然、明らかに似ていますが、明確な違いを感じるのは難しいのです。明らかに、レーストラックではさらに多くの異なることが起こるので、それを確認する必要があります」「でも、これまでのところ、僕たちは良い方向に進んでいるし、ラップタイムもシルバーストン・シミュレーターのときよりもはるかに伸びているので、かなり楽観視できます」リカルドが手の負傷で戦列を離れているため、今週末もローソンがスクーデリア・アルファタウリでレースを続ける。ただし、リカルドはエンジニアリングをサポートするたえにシンガポールでアルファツアリのパドックに戻る。