アルファタウリ・ホンダF1の角田裕毅は、デビューシーズンとなる今年、結果ではなく、チーム無線での暴言の多さで良くも悪くも目立ってしまっている。実際、角田裕毅での無線での言葉の悪さはF2シーズンから変わってはいない。しかし、彼の存在をF1で初めて知ったファンは、最初は彼の無線を面白がり、そして、次第に嫌悪感を抱くようになった。
21歳の誕生日を迎えたばかりのF1スペインGPでは、予選Q1敗退後にアルファタウリ・ホンダF1の暴言を吐き、エンジニアに落ち着くよう諭された。この無線は多方面から非難され、すぐに角田裕毅はソーシャルメディアで謝罪するという展開となった。「いつもコックピットに座るときは罵らないように心掛けているんです」と角田裕毅は WFT1 の動画で語った。「でも、ヘルメットをかぶってマシンに乗り込むと、すぐにすべてを忘れてしまうんです」「最初のは、渋滞に巻き込まれて、プッシュラップをしたとき、体のいくつかスイッチがオンになって、叫び始めてしまいました」「それでもマシンから降りたとき、無線のボタンを押して暴言を吐いたことは知りませんでした。わざわざ無線ボタンを押して罵る必要はないですからね」「そこが僕の弱点のひとつですが、情熱をもってレースをするのはよいことだとも思っています。ポルトガルは少しマシだったと思う。あまり暴言を吐かなかったですし、改めようとしていました」予選Q1でクラッシュを喫したF1エミリア・ロマーニャGPでは、決勝で多くのマシンをオーバーテイクして追い上げたが、セーフティカー出動後にスピンを喫して努力が無駄になると、彼の怒りは沸点に達した。そして、数回のトラックリミットの超過により、5秒のタイムペナルティと1点のペナルティポイントを科せられた。その週末の感情について「過去2年間でイモラは最悪のレースウィークのひとつでした。セッション中ずっと悪態をついていました」と角田裕毅は振り返った。デビュー戦となったF1バーレーンGPで9位入賞を果たした後、角田裕毅の成績は低空飛行を続けている。しかし、チームメイトのピエール・ガスリーは、キャリアが進んでいけば、怒りをコントロールすることを学ぶだろうと語る。F1スペインGPの日曜日、ピエール・ガスリーは「裕毅は厳しい予選を経験したので、かなり感情的になっている」とリポーターに語った。「ちょっとした感情面のコントロールだと思う。でも、彼も若いし、この面で彼は学び、成長すると信じている」
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