アルファタウリ・ホンダの角田裕毅は、F1デビュー戦となったバーレーンGPの最終ラップでランス・ストロール(アストンマーティン)を抜くことができなかったら、日曜日の夜に眠れなかっただろうと語る。7年ぶりの日本人F1ドライバーとして2021年のF1世界選手権に参戦する角田裕毅は、開幕戦F1バーレーンGPのレース終盤にすでにポイント圏内の10番手を走行していたが、最終ラップのスタート時に本気でランス・ストロールから9位を奪うことをすでに狙っていた。
角田裕毅は予選に不満を感じていた。Q2でミディアムタイヤでの突破を目指したが、グリップを見い出せることができずに13番手タイムで敗退。チームメイトのピエール・ガスリーは同じタイヤでQ3に進出して5番グリッドを獲得していた。F1デビュー戦のスタートで角田裕毅は慎重になりすぎ、ラップの早い段階でポジショニングを最適化することができず、いくつか順位を失った。「最後のスティントはタイヤマネジメントにおいても最高のスティントだったと思います。他の2つのスティントと比較しても良いペースがありました」と角田裕毅は語った。「最後のラップの最初のコーナーでストロールを抜くことができました。仕掛けるのは本当に遅かったのですが、彼をオーバーテイクすることができなければ、今夜は一晩中絶対眠れないだろうなと思いました!」「特に最後の2周は彼からの汚れた空気のなかで本当に苦労しました。かなり多くのミスをしました。だから、最後のラップで彼を抜くことができて本当に良かったです」「嬉しいですが、少しがっかりしています。特に、1周目にポジションを失いすぎてしまいましたからね。それにポジションを取り戻すのにも時間がかかってしまいました」9位という結果は堅実と言えるが、本当にがっかりしているのかと質問された角田裕毅は、自分がどれほど野心的であるかを明らかにした。「そうですね、このレース前に高すぎるところを目指したのかもしれません! でも、予選でチームメイトの方が良い仕事をしているのを見ましたし、そこを狙っていたので、100%満足しているわけではありません」「しかし、最初のレースでポイントを獲得できてうれしいです。チームにとって本当にポジティブなことですからね。だから、実際にはがっかりしていません。でも、もちろん、このレースで多くのことを学んだと思います」どのようなことを学ぶことができたかと質問された角田裕毅は「最大のことはファーストラップのポジショニングです。ダメージを受けてはいけないという警戒心が強すぎました」と語る。「マシンに競争力があることは分かっていて、ペースも良かったのですが、ファーストラップにダメージを受けないように本当に慎重にいかなければならないと思っていました。また、マシンのポジショニング的にも、スタートは本当に悪かった。だから、それらのことを考えています」また、角田裕毅は、元F1ワールドチャンピオンのフェルナンド・アロンソとのある戦いが特別だったと改めて語った。「少しエモーショナルでした。アロンソを最後に見たのは12年~13年前くらいで、彼がルノーかマクラーレンのどっちでF1を走っていたかは忘れてしまいましたが、富士スピードウェイで彼を見ました。本当に誇りに思います。彼と戦うことができて本当に嬉しかったですが、もちろん同じマシンではありません」「チームの最初のレースでポイントを獲得できてうれしいです。また、このレースで多くのことを学んだこともポジティブなことです。次回のイモラではもっとうまくやりたいです」
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