元F1ドライバーのステファン・サラザンは、WRCチーム『Sarrazin Motorsport』を設立。今週末のラリー・フランス(ツール・ド・コルス)でシュコダ ファビアR5を走らせる。トヨタからWEC、ヴェンチュリーからフォーミュラEに参戦中のステファン・サラザンが、活動の場をWRCまで広げることになった。
2000年代にスバルのワークスチームからWRCに参戦していたステファン・サラザンは「しばらく、自分のチームを立ち上げえることについて考えていた」とコメント。「適切な状況を待っていたし、今が進めるべきタイミングだと感じている。全てのライトがグリーンだ」「ドライバーとしての僕のキャリアは、レース自体だけでなく、いくつかのマニュファクチャラーやチームで関与した多くの育成プログラムを通して、異なるレベルと側面を学ぶことができた」「僕のラリーの最近のエントリーが願望をさらに強くしたし、それらのプロジェクトの初期段階から深く関与したことで、ドライバーとしての自分の役割を超えた新しいことを発見させた」「もちろん、ラリーに対して、トラックでレースをすることは疑問に思った」「最も準備が整ったと感じたことが、ラリーに参戦することにより多くの意味をなした」「サラザン・モータースポーツには専門知識が必要だが、私の周りには素晴らしい人々と強力なパートナーがいる。それは若手ドライバーの育成と勝利への探求をサポートしてくれる」「僕たちは今後どこかの段階でトラックでレースをするとも除外はしていない。全てのオプションにオープンだし、発展し、改善していきたい」「僕たちは一歩ずつ成長しちくつもりだけど、大きな野心を持っている」「僕のキャリアの重要な瞬間だ。ヴェンチュリーでのフォーミュラEと同様に、Toyota Gazoo Racingが僕のプライオリティのままだけど、その2つと並行して進められると思うし、素晴らしいものだと思っている。2017年を素晴らしい一年にすると約束する」ステファン・サラザンは、ツール・ド・コルスがヨーロッパラリー選手権の一部だった2014年に優勝している。「ツール・ド・コルスでスタートすることは、僕のキャリアにとって素晴らしいことだし、チームがどれくらい野心的かを示している。僕は以前にコルシカで勝っているし、それは僕にとって非常に特別な思い出だ」「最高レベル、非常に競争的なクラスでの伝説的な挑戦でもある。それがチームが目指していることだ」