ウィル・スティーブンスは、2016年にようやく“コンペティティブ”になるとみられているマノーとの契約を確保するために十分な仕事ができていると考えている。今シーズン、土壇場でF1グリッドに着いたマノーは、1年落ちのシャシーとおフェラーリのパワーユニットを使用しる。しかし、2016年からは最強と称されるメルセデスのパワーユニットとウィリアムズのギアボックスおよびサスペンションを搭載した新シャシーを投入する。
「今年が難しくなることはずっと明らかだったけど、マノーと僕はいい安定性があるし、僕はチームを良く知っている。ここでみんなと働くことを本当に楽しんでいる」とウィル・スティーブンスはコメント。「来年、彼らがもたらすパッケージは、今年よりもずっと競争的になるだろう」「ポイントを獲得したり、ポジションを争うチャンスが多くなるこのチームと一生に一年を過ごせたら素晴らしいだろうと感じている」「とにかく、僕にとって何がベストかを理解して、そこから前進する必要がある」「でも、このスタッフたちと働くことを楽しんでいるし、それが来年まで続かない理由は見当たらない」だが、マノーのシートははるかに魅力的なものになるため、ウィル・スティーブンスはシート獲得のための競争に直面するとみられている。「一年のこの時期には常に議論が続いているし、もちろん、多くのドライバーが契約をまとめようとしているのは秘密ではない」とウィル・スティーブンスは付け加える。「僕たちもそれとまったく異ならない。現在、僕たちは何をしたいか、今後数年の僕のキャリアにとってどれがベストな動きかを評価している」マノーは、先週、ドニントンの旧拠点とシルバーストンの仮説オフィスから、バンブリーの新しい拠点に移動している。「クルマとフライアェイのスタッフはシーズン終了まで戻ってこないので、それが戻るまでまだ完全な引越しはできていない」とマノーのスポーティングディレクターを務めるグレアム・ロードンは述べた。「しかし、オフィスは集合しているし、再びひとつ屋根の下に全員が戻ってこれたのは嬉しい」「過去5〜6年を見れば、我々はいくつかの異なる施設で運営していたので、複数サイトで働くことは良い点も悪い点もあるが、それよりもうまくいくことをわかっている」「そのような構造では違ったものを管理しなければならない。だが、全てをひとつの屋根の下に盛ってくれば、非常に多くの具体的な利益がもたらされる」「将来、我々がそこから利益を得るのは間違いない」