東京都出身の15歳レーサー、松井沙麗(まつい・さら)が、アスリートの夢と挑戦を支援するピッチコンテスト「AthTAG GENKIDAMA AWARD 2025」で最上位となるGold Prizeを獲得した。名門ウイリアムズ・レーシングのドライバーアカデミーに所属する松井沙麗は、将来の目標として「世界初の女性F1ウイナー」を掲げ、その明確な目標設定と挑戦の姿勢が高く評価された。
AthTAG GENKIDAMA AWARDとは“お金を理由に夢を諦めさせない”支援モデル「AthTAG GENKIDAMA AWARD」は、一般社団法人スポーツインフィニティとAthReebo株式会社が主催するアスリート支援プログラム「AthTAG」の中心イベントだ。アスリートが「獲得した活動応援費をどう活用し、世界へ挑むか」を10分間で語るピッチコンテスト形式で行われる。活動応援費を提供する企業には、レジェンドアスリートたちの肖像権を自由に使えるというリターンが与えられる点が特徴で、アスリートと企業が互いに支え合う日本初の相互支援モデルとして注目されている。今年は総額1250万円を用意し、書類・動画審査を通過した8名が本選へ進んだ。審査員には、柔道の野村忠宏氏、テニスの伊達公子氏、野球の古田敦也氏、バドミントンの潮田玲子氏ら、世界レベルの実績を持つレジェンドアスリートが名を連ねた。松井沙麗が語った“F1への決意”松井さんは2010年生まれの15歳。国内カート選手権での入賞、国際大会での表彰台、FIA Girls on Track Rising Stars最終選考進出など、若くして多くの実績を積んできた。海外遠征が中心となるため資金負担が大きく、今回のアワードへの応募には切実な理由があった。本選のプレゼンでは、幼少期から抱き続けてきた夢を真っすぐに語った。「最終的にはF1ドライバーになって世界初、女性F1 WINNERになることが目標。レース、車が大好きで、世界で一番速い車でレースがしたい」審査員たちはその情熱と将来性に加え、具体的な挑戦プランを高く評価した。「優勝できなければ来年の活動が続けられなかった」金賞受賞が大きな転機に受賞後、松井さんは胸の内を率直に語った。「今日この大会で優勝できなかったら、来年の活動ができるかわからない状況だったので優勝できてまずは安心。この賞金を使ってもっと成長し、絶対にF1ドライバーになって優勝を目指します」活動継続の瀬戸際に立ちながらも挑戦を続けてきた15歳にとって、金賞獲得はまさに未来を開く大きな一歩だ。世界最高峰F1の舞台へ15歳の挑戦はこれからも続くウイリアムズ育成ドライバーとして戦い続ける松井さんにとって、今回の受賞は欧州での活動を継続するうえで大きな支えとなる。幼い頃に「絶対にF1に行く」と誓った少女は、今、夢へ向かう階段を着実に上っている。松井沙麗。その名前は、日本モータースポーツ界に新たな可能性を示す存在として、さらに大きな注目を集めることになりそうだ。
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