カスタマイズ腕時計ブランド「UNDONE(アンダーン)」が、F1チーム「アトラシアン・ウィリアムズ・レーシング」と公式ライセンス契約を締結し、初のコラボレーションウォッチコレクションを発表した。これは単なる商品コラボを超え、「ファンとチームがより深くつながる体験の創出」を掲げたプロジェクトとして展開される。
コレクションは日本国内で企画・デザインされた“ジャパンクオリティ”仕様。UNDONEが追求するクラフトマンシップと精緻なデザインが、F1のスピリットと融合し、ファンの情熱をかたちにするタイムピースが誕生した。2モデルが登場 カルロス・サインツJr.とFW47に着想今回発表されたのは2つのモデル。「The Carbono(カルボノ)Watch」は、現役ウィリアムズドライバーであるカルロス・サインツJr.とアレックス・アルボンへのリスペクトを込めたクロノグラフモデルで、レースナンバーやヘルメットデザインを取り入れたファン仕様のカスタマイズが可能。もう一つの「FW47 Watch」は、2025年型マシン「FW47」の革新性と技術美をオマージュしたスケルトン仕様の機械式モデル。ウィリアムズの哲学をデザインに落とし込んだ一本となっている。両モデルともに100m防水やサファイアガラスを採用し、日常使用にも耐える本格スペックを備える。“再始動”を図る両者の情熱が交差したプロジェクトF1での栄光を取り戻すべく変革を進めるウィリアムズ、そして東京に本社を移し“日本発の時計ブランド”として世界に挑むUNDONE。このプロジェクトは、両者の再起への強い想いと、日本発のものづくりに対する情熱が自然に交差したことから始動した。きっかけとなったのは、元レーサーでありUNDONEのヘビーユーザーであるクリスの存在。彼がスポーツウォッチ「Aqua Deep」に魅了され、両者を橋渡ししたことが今回のコラボ実現につながった。UNDONEのモータースポーツ部門責任者クリスは「これは単なるデザインコラボではない。物語のある時計を世界中のファンに届ける挑戦だ」と語り、UNDONE Japanディレクターのプーシェル咲彩子は「異なる領域で活動する三者が、夢と使命を携えて自然に重なった」と振り返る。ウィリアムズの“物語”を刻む時計にウィリアムズ・レーシングのマーチャンダイジング&ライセンシングディレクター、ルーク・ティミンスは「時間は、自分だけのストーリーがあるときに初めて意味を持つ。この時計は、ファンとチームをつなぐ物語の起点になる存在だ」と語る。近年、F1界随一と称されるファンゾーンやオンライン体験を通じ、ウィリアムズは常に“ファン中心”の姿勢を貫いてきた。今回のウォッチもその延長に位置づけられ、実用性と情熱、両者を融合したアイテムとして展開される。ロンドンのF1ファンゾーンで世界初披露このコレクションは、2025年F1イギリスGPに先立ち、7月1日~6日にロンドンで開催されたウィリアムズ公式ファンゾーンにて世界初公開された。今後は世界各地のファンイベントなどを通じ、ファンとのリアルな接点を広げていくという。製品スペック■The Carbono Watch・価格:60,500円(税込)・ムーブメント:日本製 TMIVK64メカニカル・クォーツ フライバッククロノグラフ・ケース:316Lステンレス(幅41.8mm/厚12.7mm)・風防:サファイアクリスタル・防水:100m/10ATM・特徴:カスタム仕様(イニシャル刻印、ナンバー、ヘルメットデザインなど)■FW47 Watch・価格:124,300円(税込)・ムーブメント:Miyota 9122 自動巻き機械式・ケース:316Lステンレス(幅40mm/厚13.8mm)・風防:ARコーティング付きサファイアガラス・防水:100m/10ATM販売スケジュール・事前登録期間:7月1日(火)23:00 ~ 7月16日(水)22:59・UNDONEクラブメンバー限定先行予約:7月16日(水)23:00 ~ 7月19日(土)22:59・事前登録者限定予約:7月19日(土)23:00 ~ 7月22日(火)22:59・一般予約:7月22日(火)23:00 ~ 9月1日(月)12:59※予約はUNDONE公式サイトにて(https://undone.co.jp/pages/wr)“語れる時計”を世界に2014年に誕生したUNDONEは、「時計=視点(Perspective)」という理念のもと、自分らしさを表現できるカスタマイズウォッチを世界に届けてきた。2024年にグローバル本社を東京に移し、日本のものづくりを軸に再出発したばかりだ。ポップカルチャーから伝統文化まで、独自のストーリーを込めたコレクションを展開してきたUNDONEが、今回F1という新たなフィールドに挑戦。世界中のファンが、自分の“F1ストーリー”を語れる時計として、このコレクションが新たな価値を生み出していく。