ウィリアムズF1は、メルセデスとのパートナーシップに満足しており、すぐには難しいとしてもメルセデスのF1エンジンがあれば、独立系チームでも“2位にもなれる”と考えている。ウィリアムズF1は、今のところ、どこのチームにも縛られていない。ある意味、プライベートチームだが、ジュニアチームとしてルノーに加わるとの噂もある。
アルピーヌF1チームは多くのジュニアドライバーを抱えている、フェラーリ、メルセデス、レッドブル・レーシングとは対照的にパートナーチームがあらず、ウィリアムズとの提携が実現すれば、若い才能をF1デビューさせる良い機会になる。だが、ウィリアムズF1チームのCEOを務めるヨースト・カピートは、チームは引き続きドリルトン・キャピタルが所有すると述べている。それでも、カスタマーチームとして達成できることには限界があり、ワークス待遇のエンジンサプライヤーがいれば、さらなる努力をすることができる。例外は、ホンダエンジンに関する知的財産全体を引き継いだレッドブルレーシングだ。ウィリアムズにとって、新しいメーカーがフォーミュラ1に参入するのは興味深いことだ。なぜなら、ホンダが近年レッドブルとアルファタウリでやったようにパフォーマンスに完全に焦点を合わせて直接コミットすることができるからだ。ただし、新しいメーカーが2025年以前に参入する可能性は低く、しばらく時間がかかるだろう。ヨースト・カピートは、アルピーヌF1を含め、どこかのチームと提携することを否定する。「我々の明確な目的は、独立したチームであり続けることであり、他チームやメーカーに買収されないことだ。なぜなら、スポーツの未来を見ているからだ。ウィリアムズは常に独立してきた」とヨースト・カピートは語った。「我々が言っているのは“Aチーム”または”Bチーム”のことだ。我々にとって“Bチーム”とは、独立した所有権を持たないチームであり、メーカーまたは別のF1チームに所有権がある。その定義では“Bチーム”にはなりたくはない。我々は“チーム”でありたいと思っている」「レースは我々のコアビジネスであり、出入りを決定するメーカーから独立して、コアビジネスを維持する必要があるためだ。それは我々の存在にとって挑戦となるだろう」現在、ウィリアムズF1はメルセデスからパワーユニットを供給されており、彼らは当分の間それを続けたいと思っている。「チャンピオンシップに勝つチームのエンジンがあれば、2位になることができる。それは私たちにとってかなり長い道のりだがね。メルセデスのエンジンを使用すれば、現在よりもはるかにうまくいくことができる。それが我々が注力していることだ」だが、ウィリアムズが今すぐに2位になれるわけではないとヨースト・カピートは指摘する。そして、彼のメルセデスとのパートナーシップ関する言葉からは、アルピーヌF1チームとのパートナーシップは多かれ少なかれ問題外のようです。「我々はメルセデスと良好な関係を築いており、まだ数年続く契約を結んでいる。我々はこの関係に非常に満足しているおり、この契約を尊重する」とヨースト・カピートは述べた。
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