ウィリアムズは、2018年にホンダF1のファクトリーチームとして再浮上する機会を自ら捨てたと Sky Sports F1 のマーティン・ブランドルとカルン・チュンドックは振り返る。先週、ウィリアムズF1チームは、タイトルスポンサーのROKiTとの契約解消を発表するとともに、チームの支配権を含めた売却のプロセスを開始したことを明らかにした。
40年以上前にフランク・ウィリアムズが設立したウィリアムズF1は、フェラーリとマクラーレンに次いでF1で3番目に成功したチームであり、長年にわたってウィリアムズ家によって運営されてきた。しかし、近年ではウィリアムズF1のパフォーマンスは低下し、2年連続でコンストラクターズ選手権で最下位に沈むなど、結果も低迷したことから財政難に陥った。その失楽を招いた要因のひとつはプライドだった。近年、クレア・ウィリアムズが率いるウィリアムズは、その輝かしい歴史を称えるために、何としても独立したチームを維持したいと考えていた。ビッグチームとのより緊密な協力はその歴史を損なうであろうと推論した。近年、ウィリアムズはメルセデスのF1エンジンを搭載しており、レーシング・ポイントのようにパーツを購入する位置を選択することもできた。だが、チームはギアボックスを含め、自社生産にこだわった。マーティン・ブランドルとカルン・チャンドックは、ウィリアムズには2017年にさらに大きなチャンスが訪れていたと振り返る。ホンダは、マクラーレンとの提携解消を発表し、ウィリアムズはホンダのセミファクトリーチームのステータスを引き継ぐことができた。ウィリアムズは今日の知識があれば、そのチャンスをつかむはずだったと2人は振り返る。「現在のレッドブルの結果を見てみればいい」とカルン・チャンドックは語った。「当時、ホンダに耳を傾けたいチームが1つでもあれば、ホンダは大丈夫だと言われていた。レッドブルは、その可能性を何とか活用している。ウィリアムズとホンダのコラボレーションに同じような結果を出すことができたかどうかは疑問に思うかもしれないけどね」「後から話をするのはいつだって簡単なことだ」とマーティン・ブラウンドルはため息をつく。「ウィリアムズが家族経営の会社としてずっと会社を上場させたいと考えていた理由は想像できるが、私は彼らは現代の状況にノックアウトされてしまうのを恐れている」
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