ウィリアムズF1チームの副チーム代表を務めるクレア・ウィリアムズは、2020年のF1世界選手権にむけたチームの予算に“懸念”はないと主張する。ウィリアムズF1チームは、過去2シーズンで多くのスポンサーを失った。過去18か月間でマルティーニ、PKNオーレン、ユニリーバといった大口スポンサーがチームを離れ、スポンサー就任に依存しているチームにとっては大きな穴をあけた。
だが、その穴は、新しいドライバーであるニコラス・ラティフィがもたらしたLavazza、Sofinaといったスポンサーで幾分埋められた。さらにウィリアムズは、イスラエル人ドライバーのロイ・ニッサニーをテストドライバーに起用。チームは“お金目当て”であることを否定しているが、2020年F1マシン『FW43』にはイスラエルのスタートアップロゴが掲載される。それでも、クレア・ウィリアムズは、ウィリアムズF1チームの2020年の予算に懸念はないと主張する。「スポンサーシップは難しく、簡単ではありません。我々全員がそれをわかっていますし、F1でスポンサーシップ市場をいとも簡単に見つけられるチームは誰もいないと思います」とクレア・ウィリアムズはコメント。「我々のビジネスモデルは、スポンサーシップに大きく依存しています。そして、それは決して簡単ではありません。過去10年間はそうではありませんでしたが、それでも我々は1年を通して必要なことを行うための健全なレース予算を見つけることができました。「今年もそうです。ご存じの通り、我々はアドバンスド・エンジニアリングの過半数の株式を売却しました。その収益も予算を強化するためにF1チームに寄与されます。そのため、2020年のレース予算に関して懸念はありません」