ニコラス・ラティフィは、2020年にロバート・クビサに代わってウィリアムズでF1デビューを果たすことになりそうだ。今年、8年ぶりにF1に復帰したロバート・クビサだが、明らかに苦戦を強いられており、モンツァでは自分がレースシートをキープするために十分であるかどうかわからないとこぼしていた。
ウィリアムズは、ロバート・クビサへのサポートを続けているが、副チーム代表を務めるクレア・ウィリアムズは「現在、我々は2020年のレースドライバーに関してどうすればいいのかを検討しているところです」モンツァで語った。メルセデスの育成ドライバーであるジョージ・ラッセルは、2021年まで契約を結んでおり、来季の残留はほぼ確定している。そんな中、モータースポーツマーケティングの専門家であるシャレル・ヤルヴィングは、ニコラス・ラティフィがウィリアムズと2020年の契約を結んだと伝えている。「ウィリアムズは生き延びるために、大金が詰め込まれたもうとつのバッグを手に入れた」とシャレル・ヤルヴィングはコメント。実際のところ、ニコラス・ラティフィの父であるマイケル・ラティフィは大富豪として知られており、マクラーレンの共同オーナーを務めている。今年、ウィリアムズのリザーブドライバーを務めるニコラス・ラティフィは、金曜フリー走行でロバート・クビサを上回るパフォーマンスを示している。また、今年参戦するF2でランキング2位につけており、順当にいけばスーパーライセンスポイントを満たすことができる。マイケル・ラティフィは6月の時点で息子の今後について「夏が終わる頃には彼がどこに行くのかがはっきりするだろう」と語っていた。