ウィリアムズの共同創設者であるパトリック・ヘッドが、8年ぶりにウィリアムズF1チームに復帰することになった。ウィリアムズは“個人的な理由”で技術責任者のパディ・ロウが離脱。チーム内で大きな変化が起こっているなか、パトリック・ヘッドはコンサルタントの役割でチームを支える。
数十年にわたるウィリアムズでのF1経験は、F1プレシーズンテストに新車を間に合わせることができなかったチームの現状を概観し、FW42の“根本的”な問題を発見して、グリッドの最下位から脱出するための道のりの助けになるだろう。パトリック・ヘッドは、2011年にエンジニアリングディレクターの役割から退いたが、チームの少数株主であり続けていた。ウィリアムズは「現在、パトリック・ヘッドはコンサルタントとして短期間をベースに我々のエンジニアリングチームにサポートを提供しています」と声明で述べた。パトリック・ヘッドは、しばらく前から中国での家族旅行を計画しており、次戦F1中国GPでパドックを訪問する予定だが、正式な役割としてピットウォールにいることはないという。ウィリアムズは、チーム内の役割を再編成しており、アダム・カーターがデザイン部門の責任者に就任。デイブ・ロブソンがチーフレースエンジニアを担当している。