ウィリアムズF1チームは、電気通信会社のROKiT(ロキット)と新たに複数年のタイトルスポンサー契約を締結したことを発表。2019年は『ROKiT Williams Racing(ロキット・ウィリアムズ・レーシング』として参戦することを発表した。ウィリアムズは2月11日(月)にグローブにあるチーム本拠地で2019年の体制発表会を開催。ROKiTとのタイトルスポンサー契約とともに2019年F1マシン『FW42』に採用する新しいカラーリングを発表した。
ROKiTは、英国に本社を置く電気通信会社でスマートフォンとWiFi技術に特化した専門企業。共同創設者の1人であるジョナサン・ケンドリックは、ブエノスアイレスで行われた1978年アルゼンチンGPでウィリアムズのアラン・ジョーンズを担当したグッドイヤーのタイヤテクニシャンだった。ROKiTは、スマートシティ開発に国際的に取り組んでおり、今後3年間で他の10か国でスマートシティを構築するというビジョンを掲げている。また、インドでは最大27都市でパブリックWiFiを展開している。ウィリアムズの副チーム代表を務めるクレア・ウィリアムズは「2019年シーズン以降のタイトルパートナーとして我々のチームにROKiTを迎え入れることがを嬉しく思っています」とコメント。「我々とROKiTは多くの類似した価値観と願望を共有しています。ベストを追求する我々がすべての中核をなすのはエンジニアリングとイノベーションを最優先にすることです。それはパートナーシップを開始するにあたり、完璧なプラットフォームです」「我々がウィリアムズで成功した将来のためにチームを築いているように、ROKiTは電気通信の世界でエキサイティングな旅をしています。その道を共に歩むことは我々の努力をより強くすることになります。スタートを切るのが待ち切れません」ROKの会長を務めるジョナサン・ケンドリックは「2019年にROKiTを発売し、イノベーションのストーリーを伝えるのに役立つグローバルなプラットフォームが必要でした。ウィリアムズ・レーシングは完璧なパートナーです。彼らと一緒に私たちは新しい先駆的な方法で観客にF1をもたらすことができます」とコメント。「私たちは眼鏡のない3D技術とWi-Fi機能を通してF1により一層アクセスしやすくすることを目指しています。ウィリアムズ・レーシングは純粋にモーターレースのトップクラスに参戦するために存在しており、ロキット・ウィリアムズ・レーシングのエキサイティングなパートナーシップは表彰台への意欲的でエキサイティングな道の始まりであると考えています」タイトルスポンサーとしてのネーミングライツに加え、ROKiTのブランディングはウィリアムズの2019年F1マシン『FW42』のカラーリングで表現されている。白をベースにしたマシンは鮮やかな水色のグラデーションと黒が採用され、エンジンカバーにはROKiTのロゴが大きく掲載される。また、ウィリアムズのレースドライバーを務めるロバート・クビサとジョージ・ラッセルが着用するレーシングスーツ、チームスタッフたちが着用するウエア類にも同じブランディングがなされ、チームウェアは黒に水色のラインが入る。ロキット・ウィリアムズ・レーシング FW42は、2月18日(日)にバルセロナでスタートする2019年のF1プレシーズンテストでコースデビューを果たす。
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