ウィリアムズの最高技術責任者を務めるパディ・ロウは、2019年にチームでF1デビューを果たすジョージ・ラッセルは、今季のシャルル・ルクレールに匹敵する活躍を見せるポテンシャルを秘めていると語る。シャルル・ルクレールは、2017年にF2でタイトルを獲得して、今年ザウバーでF1デビュー。ルーキーらしからぬ冷静なレースクラフトで称賛を勝ち取り、2019年にキミ・ライコネンに代わってフェラーリのレースシートを獲得した。
パディ・ロウは、新しいドライバーラインナップは、今年のランス・ストロールとセルゲイ・シロトキンのペアよりもはるかに強力だと感じており、ジョージ・ラッセルには輝きをみせるポテンシャルがあると考えている。「我々は来年異なるドライバーコンビを起用する。実際、それはとてもエキサイディングなことだ」とパディ・ロウは RACER にコメント。「ジョージは現時点で私が考えるF1で最高の才能の一人だ。今年、我々はF2でタイトルを獲得したシャルルが活躍したのを目にした。ジョージも同じようなスター街道を歩んでいくことを期待している」「だが、我々はそれについて辛抱強くなければならない。長年にわたり、様々なドライバーがF1を理解するのに異なる時間をかけてきたのを目にしてきた。時間がかかるドライバーもいれば、すぐに速さを見せるドライバーもいた」「だから、来シーズンはジョージに特別な期待をかけるつもりはない。だが、長期的には彼はF1の主要ドライバーのひとりになると考えている」来季は、ジョージ・ラッセルに加え、ランド・ノリス(マクラーレン)、アレクサンダー・アルボン(トロロッソ・ホンダ)がF2からF1にステップアップを果たす。パディ・ロウは、彼らがルイス・ハミルトンのような確立されたスターに対してどのような戦いを見せるかを楽しみにしていると語る。パディ・ロウは、ルイス・ハミルトンがF1デビューした2007年にマクラーレンでそれを見届けている。ルイス・ハミルトンは、F1初年度に2度のワールドチャンピオンであるフェルナンド・アロンソと対等な戦いをみせた。パディ・ロウは、ジョージ・ラッセルが経験豊富なロバート・クビサに対してどのような戦いぶりをみせるかに注目していると語る。「ルイスがルーキーとしてやってきた初シーズンに彼と一緒に働けたのは幸運だった。なので、それについてのチャレンジがどのようなものかはわかっている」「ジョージがどのように進めていくかとても興味深い」
全文を読む