ウィリアムズの2018年のランス・ストロールのチームメイトの座を複数のドライバーが争っている。今年、ウィリアムズは、引退を撤回したフェリペ・マッサがランス・ストロールのチームメイトを務めているが、ウィリアムズはまだフェリペ・マッサとの契約延長を決定していない。
そのため、複数のドライバーがウィリアムズに接触しているという。Autosport は、2018年のウィリアムズの2つ目ノシートのドライバー候補は、フェリペ・マッサ、ロバート・クビサ、ポール・ディ・レスタの3名に絞られたと予想している。なかでも最有力候補とされているのがロバート・クビサだ。シンガポールGPの週末、ウィリアムズはロバート・クビサのF1復帰を評価するために2014年F1マシンでテストを実施することが明らかになった。2011年のラリー事故で負傷を負ったロバート・クビサだが、今年、2度のルノーのプライベートテストで6年ぶりにF1マシンでの走行を実施。さらにハンガリーで行われたインシーズンテストではルノーの2017年F1マシンを走らせており、2018年のルノーのドライバー候補に挙げられていた。しかし、ルノーは昨年から獲得を目指していたカルロス・サインツをマクラーレン・ルノー/トロ・ロッソ・ホンダのエンジン契約の一部としてレッドブルから獲得することに成功。ロバート・クビサ起用の可能性はなくなった。ロバート・クビサは、すでにウィリアムズのシミュレーターで走行を実施したと報じられている。フェリペ・マッサは、チームへの残留を期待している。バルテリ・ボッタスの後任として今季チームに復帰したフェリペ・マッサに対してウィリアムズは感謝の意を示しており、一貫してポイントを獲得している。ウィリアムズのリザーブドライバーを務めているポール・ディ・レスタは、F1ハンガリーGPで体調不良のフェリペ・マッサの代役として2013年以来となるグランプリ復帰を果たし、印象的なパフォーマンスを披露した。ウィリアムズは他の場所に空席がないことを考えれば強い立場にあり、最終決定を急ぐ必要はない。一部報道では、フェルナンド・アロンソにもコンタクトをとったとされているが、アロンソはホンダと決別してルノーとの契約を決断したマクラーレンと契約を延長するとの見方が強い。セルジオ・ペレスも候補として挙げられていたが、2018年もフォース・インディアに残留することが決定している。ルノーのF1シートを失うことになったジョリオン・パーマー、そして、ザウバーのマーカス・エリクソンもウィリアムズのシートに興味を示しているが、その可能性は低いと Autosport は見ている。ウィリアムズは、タイトルスポンサーのマルティーニとの契約の一環として25歳以上のドライバーを起用することが理想的であるため、ザウバーのドライバーで、メルセデスの育成ドライバーであるパスカル・ウェーレインはターゲットには入ってないとされている。