ウィリアムズの2012年の復調の立役者の一人であるマーク・ギランがチームを去ることになった。マーク・ギランは、ウィリアムズ史上最悪のシーズンとなった2011年にチームに加入。構造改革の最中、チーフ・オペレーションズ・エンジニアに就任した。ウィリアムズは、マーク・ギランが「家族とより多くの時間を過ごす」ために退職したことを認めた。だが、後任についての計画についてはコメントを避けた。
ウィリアムズは、2011年にわずか5ポイントの獲得に終わり、コンストラクターズ9位というチーム史上最悪のシーズンを過ごした。だが、今年ウィリアムズは復調をみせ、順位的には8位ではあったが、再び上位争いに絡み、F1スペインGPでは優勝を成し遂げた。パストール・マルドナドのバルセロナでの優勝は、ウィリアムズにとって2004年のブラジルGP以来となる勝利だった。マーク・ギランは、ウィリアムズ加入前にマクラーレン、ジャガー/レッドブル、トヨタで働き、トヨタでは空力部門責任者を務めた。