キミ・ライコネンが、2012年にウィリアムズでのF1復帰を真剣に検討しているとの報道が盛んになっている。ウィリアムズはすでにキミ・ライコネンがグローブのファクトリーを訪問し、現CEOのアダム・パーがファクトリーを案内したことを認めている。Auto Motor und Sport によると、キミ・ライコネンはモンツァ前の水曜日にファクトリーを訪問したと報道。そこで今週末シンガポールに来ていないアダム・パーとなんらかの交渉があったとみられている。
しかし、同誌はウィリアムズの動機について懐疑的な見方をしている。「ライコネンは他の利害関係者のためのレバレッジとして利用されるかもしれない」と同誌は主張。「彼らのスポンサーからさらに100万〜200万引っ張れるだろう」キミ・ライコネンについては「彼はトラックに戻りたがっている。それにこれ以上自分の資金をレースに注ぎ込むことを望んでいない」と述べた。キミ・ライコネンがウィリアムズに関心をもった理由のひとつとして、元マクラーレンのエンジニアであるマイク・コフランの加入が挙げられている。マイク・コフランは、2005年にライコネンが選手権2位になったMP4-20を設計した人物。MP4-20は速さはあるものの、その信頼性で“ガラスのマシン”と称されたマシン。現在のドライバーのうち、パストール・マルドナドは、ベネズエラと国営石油会社PDVSAがスポンサーとして長期的な支援を行っているためシートを保証されているとされ、ウィリアムズでキミ・ライコネンにシートを明け渡すのはルーベンス・バリチェロになるとみられている。一方、もう一人のウィリアムズのシート候補にあげられているのがエイドリアン・スーティル。本人は否定しているが、同誌はスーティルがモンツァ前の水曜遅くにウィリアムズを訪問したと主張している。
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