ウィリアムズのテクニカルディレクターを務めるサム・マイケルは、F1マレーシアGPではDRSがより多くのオーバーテイクに繋がると考えている。ストレートが短かいアルバートパークではDRSの効果は判断しがたかったが、ターン1ではこれまでみられなかったオーバーテイクがいくつか見られた。だが、マレーシアにはDRSがより大きな効果を発揮するロングストレートがあり、サム・マイケルは高速でのパフォーマンスが成功の鍵になると考えている。
「セパンは、いくつかの低速コーナーと2つの高速コーナーによって成り立っている」とサム・マイケルはコメント。「セパンには3つのロングストレートがあるので、うまく効率をあげられるようセットアップは高速セクションに合うように調整される。ここでは可変リアウイング(DRS)が、オーバーテイクにおいてオーストラリアよりも大きなインパクトを与えると思う」開幕戦をダブルリタイアで終えたウィリアムズだが、マレーシアにはアップグレードを持ち込む予定であり、サム・マイケルはダブル入賞を目指していると語る。「マレーシアにはFW33のフロントエンドにいくつか空力アップグレードを持ち込む。またメルボルンで経験したトランスミッション問題の解決策と一緒にKERSにいくつか改善をもたらす予定だ」「中高速サーキットでFW33がどのようなパフォーマンスを見せるか興味深い。レースについての我々の目標は2台がポイント圏内でフィニッシュすることだ」関連:・F1 : DRS (Drag Reduction System)とは・F1-Gate.com YouTubeチャンネル