フェラーリは、今週末のセブリング1000マイルを前に、2023年FIA 世界耐久選手権シーズン初のポールポジションを獲得し、トヨタを驚かせた。アントニオ・フオコは、今週末のレースでデビューする2台の新型フェラーリ499P ル・マンハイパーカーの1台で1分45秒067というベンチマークタイムをマークした。
ミゲル・モリーナ、ニクラス・ニールセンとともに走る50号車のフオコのラップは、ブレンドン・ハートレーのトヨタGR010ハイブリッド8号車をコンマ3秒近く引き離して暫定ポールとなった。ハートレーはベストタイムをコンマ1秒近く縮めて1分45秒281をマークしたが、15分間のハイパーカー・セッションの終盤にタイヤがピークを過ぎたため、トヨタは敗北を認めざるを得なかった。小林可夢偉はポールポジションから0.481秒差で#7トヨタの3番手となり、#51フェラーリのアレッサンドロ・ピエル・グイディはターン7でのマイナーオフでコンマ8秒の遅れとなった。キャデラックは、チップ・ガナッシ・レーシングが単独で運営するV.Series.Rで5番グリッドを獲得し、アレックス・リンがポルシェ963の2台を抑えてLMDhのトップランナーの栄誉を手にした。リンはセッションの前半をトラブルでピットで過ごしたが、残り6分でコースに復帰し、1分46秒082を記録した。このタイムは、ポルシェのケビン・エストレとマイケル・クリステンセンを1秒以上上回った。プジョーは2台の9X8 LMHで8位と9位という残念な結果に終わったが、ロイック・デュバルのステアリングを握った1台は2.3秒遅れとなった。また、ミケル・イェンセンの姉妹車である93号車は、セッション開始時に一時的にコース上に停止したが、その後再開した。グリッケンハウスとヴァンウォールは、11台のハイパーカーの下位に沈み、ともに4秒以上の遅れをとった。WEC第1戦セブリング1000マイル 予選 順位No.ドライバー名チーム/車種ベストタイムGAP 150アントニオ・フオコミゲル・モリーナニクラス・ニールセンFerrari AF Corse/フェラーリ 499P1分45秒067  28セバスチャン・ブエミブレンドン・ハートレー平川亮TOYOTA GAZOO Racing/トヨタ GR010 HYBRID1分45秒2810.214 37マイク・コンウェイ小林可夢偉ホセ・マリア・ロペスTOYOTA GAZOO Racing/トヨタ GR010 HYBRID1分45秒5480.481 451アレッサンドロ・ピエール・グイディジェームス・カラドアントニオ・ジョビナッツィFerrari AF Corse/フェラーリ 499P1分45秒8740.807 52アール・バンバーアレックス・リンリチャード・ウェストブルックCadillac Racing/キャデラック V-Series.R1分46秒0821.014 66フランス ケビン・エストアンドレ・ロッテラーローレンス・ヴァントール Porsche Penske Motorsport/ポルシェ 9631分47秒1932.126 75デーン・キャメロンマイケル・クリステンセンフレデリック・マコヴィッキィPorsche Penske Motorsport/ポルシェ 9631分47秒1202.143 894ロイック・デュバルグスタヴォ・メネゼスニコ・ミュラー Peugeot Totalenergies/プジョー 9X8 1分47秒4552.388 993ポール・ディ・レスタミッケル・イェンセンジャン-エリック・ベルニュPeugeot Totalenergies/プジョー 9X81分48秒2053.138 10708ロマン・デュマライアン・ブリスコー オリビエ・プラGlickenhaus Racing/グリッケンハウス 0071分49秒1644.097 114トム・ディルマンエステバン・グエリエリジャック・ヴィルヌーヴFloyd Vanwall Racing/ヴァンウォール・ヴァンダベル680 1分49秒3294.262
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