マーク・ウェバーは、フェルナンド・アロソからインディ500参戦を誘われたが、オーバルでレースには興味がなかったと述べた。フェルナンド・アロンソは、モナコGP、インディ500、ル・マン24時間レースという世界三大レースで“三冠”を達成することを夢見ており、その第一歩として今月インディ500に参戦する。
F1モナコGPで2勝を挙げているマーク・ウェバーは、近年、二冠を達成を試みた数少ないドライバーのひとりだ。近年、ポルシェからWECに参戦していたマーク・ウェバーだが、ル・マン24時間レース優勝を果たせず、昨年末にレースからの引退を発表している。三冠を目指したかと質問されたマーク・ウェバーは「もちろん、ルマンで勝ちたかった。かなり間近だった。毎年、僕はそこにいたし、かなり速い年もあったけど、手に入れることができなかった。でも、インディには興味はなかった」とコメント。「あそこで走ることにあまり興味がなかったんだ。心からリスペクトしているけどねリック・ミアーズ、マリオ・アンドレッティ、アル・アンサー、ロジャー・ペンスは僕のヒーローだし、ダリオ・フランキッティ、スコット・ディクソン、ウィル・パワーは親友だ。彼らことは心からリスペクトしているけど、僕がやりたいことではない。走ってみたいとは思わなかった」「オーバルのレースでもうまくやれるとは思っている。レッドブルでセバスチャン・ベッテルのエンジニアだったロッキーは『オーバルでもうまくやれるだろう』と言っていたよ。彼はニューマン・ハースでセバスチャン・ブルデーとたくさん仕事をしていた。彼は『マーク見てみろ、君はオーバルにパーフェクトだ』と言っていた。僕は『ありがとう。でも、トライするつもりはないよ』と言ったよ」マーク・ウェバーは、ル・マンで優勝して二冠を達成していたらインディに参戦するという圧力に直面していただろうと認める。また、F1バーレーンGPの週末にはフェルナンド・アロンソからインディ500参戦を提案されたことを明らかにした。「もう一歩のところだった。もし、自分が次のステップに進んでいたら、そういった圧力があっただろう。僕が第2のステップにいたら良かったかもしれないね。もう少し圧力があっただろう」「それでもフェルナンドはバーレーンでインディに参戦しないかと尋ねてきたよ」また、マーク・ウェバーは、フェルナンド・アロンソのインディ500参戦という決断について称賛し、リスペクトしていると述べた。「本当に彼には脱帽だ。F1での現在の状況へのフラストレーションから生まれたのは明らかだね」とコメント。「F1でレースに勝っていたら、彼はやらなかっただろうし、僕たちはそれをわかっている。今年F1で結果が出ていなくて、あれほど多くのプレスを集められるドライバーはいない」「今シーズンは、彼にとって大惨事だ。彼の活躍を祈っているし、彼が良い走りを見せてくることを期待している。見てみよう」
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