マーク・ウェバーは、F1カナダGPでのギアボックス交換を擁護している。論争を巻き起こしたトルコGPでのクラッシュを終え、マーク・ウェバーはモントリオールでもセバスチャン・ベッテルを予選で上回ったが、予定外のギアボックス交換により5グリッド降格となった。評論家のなかには、冗談でベッテルを支持しているとされるヘルムート・マルコがウェバーのトランスミッションにバールを仕込んだに違いないと陰謀説を唱えるものもいた。
「僕でもギアボックスを交換したと思う」とマーク・ウェバーは Auto Motor und Sport にコメント。「いくつかポジションを失っても、フィニッシュラインにたどり着ける方がいい。僕の状況では、ポイントが必要だからね」カナダGPでギアボックスに問題が生じたのはウェバーだけではなかった。セバスチャン・ベッテルも“ギアボックス関連の問題”によってチーム代表のクリスチャン・ホーナーからペースを落とすように要求されていた。ただ、少なくともトルコでの騒動はすでに過去のものになっているようだ。カナダでの水曜日、マーク・ウェバーとセバスチャン・ベッテルはレースチーム全員を夕食に招待した。「メニューで一番高い料理を注文してやったよ。ドライバーからお金を引き離すのがどれくらい難しいかわかっているからね」とチーム代表のクリスチャン・ホーナーは笑った。
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