マーク・ウェバーは、シーズン終盤の重要な最後の4戦を前にマウンテンバイクの事故で肩を骨折していたことが明らかになった。マーク・ウェバーは、2008年のシーズン終了後にマウンテンバイクで事故に遭い、右脚を骨折した過去があるが、回の負傷はレッドブルに報告していなかったという。マーク・ウェバーは、最終戦アブダビGP後に行われたピレリタイヤのテストを手術のため欠席。
当初この手術は、2008年に骨折した脚の治療だとみられていたが、ウェバーは最近発売した著書“Up front: a season to remember”の中で新たに負傷していたことを明かしている。 シンガポールGP後の9月末に母国オーストラリアに帰国した際に肩を骨折したことを告白している。今回もマウンテンバイクに乗っていたときの事故で、ウェバーの前を走っていた友人が転倒し、避け切れずにぶつかったという。ウェバーの骨折は「スキーヤー骨折」とも呼ばれる骨折で、深刻なケガではないものの関節の深い位置にあるため治療が難しいとされている。この骨折について、マーク・ウェバーはレッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーには伝えずことを拒み、トレーナーであるロジャー・クリアレイと統括団体FIA(国際自動車連盟)の医師ゲイリー・ハートスタインにしか知らせていなかった。また、日本GPと韓国GPの前にはコルチゾンの注射を打っていたという。負傷した時点で、マーク・ウェバーはチャンオンシップ首位に立っており、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)には21ポイント差、最終的にタイトルを獲得したセバスチャン・ベッテル(レッドブル)には31ポイントの差をつけていた。そのため、この負傷が、マーク・ウェバーがシーズン終盤に失速した原因であるかもしれない。
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