フォルクスワーゲン・モータースポーツは、8月いっぱいでチームを離れるヨースト・カピートの後任として、スベン・スミーツがモータースポーツディレクターに就任することを発表した。元コ・ドライバーのスベン・スミーツ(44歳)は、2012年にフォルクスワーゲンがWRCプログラムを開始した際にシトロエンから移籍した。
スベン・スミーツは、9月1日付でフォルクスワーゲンブランドのモータースポーツ活動すべての責任を一括して担うことになる。同日、ヨースト・カピートは、マクラーレン・レーシングとしての仕事を開始する。ヨースト・カピートは、スベン・スミーツにはフォルクスワーゲンが成功を続けるための全てが揃っていると語る。「シーズン末まで4ヵ月あるが、去るための良いタイミングがあるとすれば、それは今だ」とヨースト・カピートはコメント。「これは、私の後継者にチャンピオンシップの新しい時代のスタートで新しいクルマでスタートするチャンスを与える」「我々がやってきたことを続けるための全てがチームには揃っている」「ベースは適切であり、パフォーマンスの低下はないはずだ」ヨースト・カピートの下で、2013年からポロ R WRCは48戦で38勝を挙げ、今シーズン、セバスチャン・オジェとフォルクスワーゲンはタイトル4連覇にむけて順調に進んでいる。また、フォルクスワーゲンは、マネジメントの再構築を図っており、コマーシャルマネージングディレクターにルーカス・アーバンが就任。さらに、テクニカルプロジェクトマネージャーのフランソワ・クサビエ・ドゥメゾンとディレクター・オブ・エンジンデベロップメントのDr.ドナタス・ヴィッチェルハウスが、フォルクスワーゲン・モータースポーツの役員に昇格した。