ヴァージン・レーシングのテクニカルディレクターであるニック・ワースは、ヴァージンのF1マシンは2月に初走行を予定しており、初テストまで風洞を通さないことを明らかにした。CFD技術の先駆者であるニック・ワースは、CFDでのマシンデザインは風洞を使用する必要がないくらい先進的だと確信している。ニック・ワースの会社であるワース・リサーチ社は、すでにCFDシステムで、アメリア・ル・マンでクラス優勝を果たしたアキュラ LMP1とLMP2プロトタイプを生産している。
「我々は革新を続けるために先進技術へ投資するという我々の哲学を継続する」とニック・ワースは語る。「我々のグループ会社は、モータースポーツの内側と外側の両方の多くのエリアに関与しており、我々の技術転送の哲学は、既存そして将来のクライアント全員の利益になり続けるだろう」「我々のF1プロジェクトが完全に予定通りに進んでいるという事実は、我々の全従業員のモチベーションの高さと能力を強く物語っている。我々全員が2月にマシンが初めてトラックに飛び出すのをみるのを楽しみにしている」「もちろん、我々の優れたクライアントリストにヴァージン・レーシングを加えられることを嬉しく思っている」「ヴァージン・レーシングは、完全に新しいF1エントリーであり、ここワース・リサーチでマシンのデザインと開発に我々が“デジタルドメインの発展”と呼ぶプロセスの一部による独特なアプローチでのバックボーンを提供することを誇りに思っている」関連:ヴァージン・レーシング、正式発表 - 2009年12月15日