ジャック・ヴィルヌーヴは、2011年に新F1チームを設立するという彼の努力がFIAによって撃ち落とされるかもしれないと考えている。ジャック・ヴィルヌーヴは、イタリアの元GP2チームであるディランゴと協力して、エプシロン・ユースカディ、ステファンGPと2011年の13番目のグリッドを争っている。「FIAは、2009年の大失敗を繰り返したくないので、今年受け入れられるのは難しい」とジャック・ヴィルヌーヴは La Presse にコメント。
ヴィルヌーヴの“大失敗”とは、USF1プロジェクトの失敗を指している。ジャック・ヴィルヌーヴは、ヴィルヌーヴ/ディランゴの計画に一年間取り組んでいたと語る。「実際にどうなるかはわからないが、非常に懸命に取り組んでいる。僕たちのプロジェクトが最高かもしれないが、拒絶される可能性もある」ジャック・ヴィルヌーヴは、1997年に彼がチャンピオンを獲得していたときにフェラーリを率いていたジャン・トッドがFIA会長であることは心配していないと語る。その年の最終戦ヘレスで、ジャック・ヴィルヌーブとミハエル・シューマッハは接触。これにより、シューマッハはドライバーズチャンピオンシップのランキング剥奪の裁定を受けた。「ジャン・トッドとはうまくやっているし、FIAの決定が過去の対立関係に影響されるなんて想像できない」「今回の決定が、ジャン・トッド一人で行われることはないと確信しているよ」ジャック・ヴィルヌーヴは、F1プロジェクトへの取り組みと、NASCAR参戦を両立していることに問題はないと語る。「他方で起こっていることはわからないと思うので、影響はない。エキサイティングなプロジェクトだし、それらを辞める理由はない」ヴィルヌーヴは、アメリアにドアを開けておくことが彼のヨーロッパプロジェクトに役立つと語る。「3年前にF1にいたとき僕を支えることに興味を抱いている人はたくさんいたけど、大西洋側にはいなかった」