元F1ドライバーのジャック・ヴィルヌーヴは、ロバート・クビサのF1復帰に対する批判的な姿勢を変えていない。2011年のラリー事故で重傷を負ってF1から遠ざかっていたロバート・クビサだが、今年ウィリアムズで8年ぶりにF1レースに復帰。だが、ジャック・ヴィルヌーヴは“F1にとって正しいメッセージ”ではないと苦言を呈していた。
「F1はレースの頂点でなければならない。そういった意味で、障害を抱えた者が参加できてしまうことはスポーツにとって良いことではないと思う。F1はヘビーなものでなければならず、難しく、ほぼ手が届かない存在でなければならない。ロバート・クビサの復帰は正しいメッセージではない」とジャック・ヴィルヌーヴは語り、多くの批判を浴びていた。だが、先週末のF1カナダGPを終え、ジャック・ヴィルヌーヴはその意見を変えていないと語った。「私はロバートの復帰のファンではなかった」とジャック・ヴィルヌーヴは TVP Sport にコメント。「私にとって、F1はエリートだ。絶対的なベストのためのものだ」「重要なことは、ロバートが完全なル-キーである彼のチームメイト(ジョージ・ラッセル)よりも明らかに遅いことだ。重要なのは結果だけだ」しかし、ジャック・ヴィルヌーヴは、今年ジョージ・ラッセルの方が良いマテリアルを与えられているかもしれないという噂が真実であるかもしれないと認める。「チームに所属しているわけではないのでわからないけどね」とジャック・ヴィルヌーヴはコメント。「だが、F1でそんなことはないと思う。クルマはお互いに非常に似ている。可能性はあるかもしれにあが、おそらくセッティングがロバートのスタイルに合っておらず、ラッセルに合っているのかもしれない」「外からはすべてを見ることはできない」また、ジャック・ヴィルヌーヴは、かつて所属したウィリアムズは“死んだ”と表現している。「チームは終わっている」とジャック・ヴィルヌーヴは改めてコメント。「彼らは状況を改善するために何もやっていない。彼らが唯一関心を持っていることは年末に良い財政結果を示すことだけだ」「去年、彼らは1600万ドルの利益を得た。投資家は満足しているし、彼らにとってはそれで十分なんだろう」
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