セバスチャン・ベッテルは、2015年にレッドブル・レーシングを離れてフェラーリF1に移籍するという決断をしたことを後悔はしていないとし、F1で最も象徴的なチームでレースをすることで、幼少時代に憧れたミハエル・シューマッハと同じ道を歩むという夢を実現できたと語る。「フェラーリはずっと僕の夢だった」とセバスチャン・ベッテルは Sky Sports F1 のマーティン・ブランドルとの独占インタビューで語った。
「魅力的なブランドだと思うし、魅力的な赤毛の女性に惹かれてしまったのは正しい理由だった」「洗脳されたとは言いたくないけど、子供の頃、赤い車に乗っていたミハエル(シューマッハ)から明らかに多大な影響を受けたしね」「でも、文字通りにミハエルの足跡をたどりたいわけではなかった。なんて言えばいいかな。ミハエルというよりも、もっと自分のために働きたかった」「でも、彼からインスピレーションを受けたし、まだ彼からインスピレーションを受けている。彼はF1史上最高のドライバーだと思っているからね」セバスチャン・ベッテルはレッドブル・レーシングで4つのF1ワールドチャンピオンを獲得し、その成功をフェラーリF1でも繰り返すことを望んでいたが、1つもタイトルを加えることなく、2020年末にチームを離れる。フェラーリF1との時間のなかでタイトルは獲得できなかったが、それでもセバスチャン・ベッテルは14勝を挙げている。だが、フェラーリF1は今シーズン以降にセバスチャン・ベッテルとの契約を延長しないことを選択し、ベッテルは新しい仕事を探さなければならなくなった。「振り返えば、僕たちのミッション - 僕のミッション、僕の目標 - は、チャンピオンシップを勝ち取ることだった。僕たちはそれを達成できなかったし、その点に関して僕たちは失敗した」とセバスチャン・ベッテルは認める。「ミハエルの記録(7回のF1ワールドチャンピオン)がもう少し長く保持されるようにいくつかのチャンピオンをルイス(ハミルトン)から奪えることを望んでいた」「うまくいかなかったのは残念だけど、その理由を知り、確認して、次に進むのに十分に年齢を重ねて成熟している。それが真実だ」「それでも、本当に良い年もあったし、ハイライトや良いレースもいくつかあったので、後悔はしていない」2020年のフェラーリF1の劇的なスランプは、チーム離脱というショックを間違いなく和らげているかもしれない。しかし、セバスチャン・ベッテルはチームを去ることが決まっていても、フェラーリをトップに返り咲かせるために全力を尽くすつもりだと語る。「僕たちはチームとして期待していた勝利と表彰台を目指して戦うポジションにないことに失望している」とセバスチャン・ベッテルは語る。「そのような高い期待を持っていて、それを達成しなければ、常に失望するものだ。でも、それが現況だし、僕たちはそこに留まり、できる限り最善を尽くすことを確認する必要がある」「チームを去ることは事実だけど、僕にこんなにも多くのことをを与え、ここ数年に僕を本当に助けてくれたすべての人々を助けるために自分の仕事をしていきたいと思っている」
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