元F1ドライバーのニック・ハイドフェルドは、セバスチャン・ベッテルのメルセデスF1への移籍は現実的ではないと考えている。セバスチャン・ベッテルの将来は当面は不透明だ。ベッテルは今シーズン限りでフェラーリを去るが、2021年に何をするかはまだ発表していえない。
メルセデスF1はまだ2021年のドライバーラインナップを決定しておらず、セバスチャン・ベッテルの移籍が噂されているが、ニック・ハイドフェルドはそれは現実的ではないと語る。「残念だけど、メルセデス移籍は非現実的だ。トト(ヴォルフ/メルセデスF1チーム代表)が国籍ではなく、資質に目をむけていると話しているのは興味深いことだ。もちろん、ドイツのチームなのでマーティング的にベッテルを起用したいと思っているだろう。だが、僕の意見ではハミルトンとベッテルは1つのチーム構成することはできない」とニック・ハイドフェルドは Sky Sports に語った。「ベッテルのメルセデス移籍から誰も恩恵を受けることはない。彼は完全にルイス・ハミルトンの手の中にあるチームに行くことになるし、ハミルトンは絶頂期でもある。それはベッテルにとって理想的ではないし、ハミルトンにとってもそのようなチームメイトがいるのは素晴らしいことではないだろう」メルセデスは過去にニコ・ロズベルグとルイス・ハミルトンが組んだ時代に2人の速いドライバーがいることが必ずしも有利ではないことを学んでいる。セバスチャン・ベッテルの加入はそれと同じ状況に陥る可能性がある。「メルセデスも二人が一緒に走ることを望まないはずだ。それは大きな騒ぎを引き起こすし、そんなことはあり得ないだろう。でも、何が起こるか成り行きを見守らなければならない。ベッテルと話をしたわけではないし、彼が何をするつもりなのかは僕にはわからないからね」
全文を読む