元フェラーリでF1チーム代表を務めたステファノ・ドメニカリは、今週末のF1イタリアGPでセバスチャン・ベッテルが反撃に転じると考えている。強力なエンジンとドラッグの少ないシャシーを持つフェラーリ SF90は、ストレートが多い高速サーキットで優位性を発揮しており、先週のスパ・フランコルシャンに続き、今週末のモンツァでも再び優勝候補に挙げられている。フェラーリは、今週末のモンツァでアップグレード版の“スペック3”エンジンを投入して連勝に挑む。
先週末のF1ベルギーGPでは、フェラーリ期待の星であるシャルル・ルクレールがポール・トゥ・ウィンを収めた。フェラーリの地元イタリアのメディアは、その勝利は不振が続いているセバスチャン・ベッテルに代わり、シャルル・ルクレールが新たな“ナンバー1”ドライバーであることを示したレースだったと報じている。現在ランボルギーニのCEOを務めるステファノ・ドメニカリもシャルル・ルクレールを評価している。「速いドライバーはたくさんいるが、シャルルは熟練したドライバーに見られる精神的な強さと明快な精神を有している。彼を見ているとニキ・ラウダを思い出す」と RAI にコメント。しかし、ステファノ・ドメニカリは、セバスチャン・ベッテルがフェラーリのナンバー1の座を失ったわけではないと考えている。「モンツァはフェラーリにとって非常に重要な週末となるだろう。そして、私はそこで攻撃的なベッテルを見ることになるだろうと確信している」とコメント。「ベッテルがナンバー1を放棄するようなドライバーだとは思っていない。それどころか、非常に強いF1チャンピオンを目にすることになるだろう」
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