元F1ドライバーのゲルハルト・ベルガーは、セバスチャン・ベッテルが今季限りでフェラーリとの契約を解消、さらにはF1から引退する可能性もあると考えている。4回のF1ワールドチャンピオンであるセバスチャン・ベッテルは通算52勝を挙げている。これはF1史上3番目の勝利数だ。しかし、最後の勝利はちょうど1年前となる2018年のF1ベルギーGPまで遡る。
セバスチャン・ベッテルは「今年、僕たちは表彰台の頂点に立てると確信している」とセバスチャン・ベッテルは Blick にコメント。「僕たちが諦めないのは確かだ。実際、僕たちはクルマの開発を推し進めているし、リアに抱えていた問題は今はもうそれほど悪くないと感じている」しかし、セバスチャン・ベッテルの将来については不確実性が残っている。家族とのプライベートについては秘密を保っているセバスチャン・ベッテルだが、妻のハンナが3人目の子供を妊娠していると報じられている。Turun Sanomat は、セバスチャン・ベッテルのフェラーリとの契約には、ドライバーズ選手権でトップ3圏外だった場合に解消することができるパフォーマンス条項が盛り込まれていると報道。過去に4回のタイトルを獲得したレッドブルに復帰するためにその機会を利用すると予想している。だが、かつてトロロッソでセバスチャン・ベッテルのボスだったゲルハルト・ベルガーは、ベッテルがフェラーリを離脱するだけでなく、F1から完全に引退する可能性もあると考えている。「彼はとても家族志向だし、子供もいて、多くのお金を稼いでいる。彼にはもう何も必要ない」とゲルハルト・ベルガーはコメント。「彼の心は、家族と古いバイク、そして、クルマに注がれている」セバスチャン・ベッテルは、F1引退の噂を否定しているが、ゲルハルト・ベルガーはあまり確信がないと語る。「ある朝、彼が目を覚まして『すべてにイライラしている。何か他のことをするか、このような複雑なルールではなく、もっと楽しいクルマを運転しようかな』ということは十分に想像できる」「セバスチャン・ベッテルはサプライズが得な方ではない」また、ゲルハルト・ベルガーは、勝つことができておらず、若いチームメイトであるシャルル・ルクレールが優位になり始めている状況は『セバスチャンにとって容易ではない』と語る。「彼は時間が尽きてきている。ミハエル(シューマッハ)とは少しおとなる。ミハエルはチームにより厳しかったし、もっと指導していた」「セバスチャンを批判しているわけではない。セバスチャンは非常に賢く、勤勉だ。彼の性格ではそうではない。チームを機能させるのはマネジメントの義務だ」
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