ミハエル・シューマッハの元レースエンジニアを務めたルカ・バルディセッリは、セバスチャン・ベッテルはシューマッハの後継者としての器ではなく、フェラーリでシャルル・ルクレールのセカンドドライバーを務めるべきだと語る。セバスチャン・ベッテルは、過去2シーズンでルイス・ハミルトンとのタイトル争いに敗れており、今年は10戦を終えた時点ですでに100ポイント差をつけられている。
今年もフェラーリによる戦略の甘さ、SF90の最適化への苦労、そして、セバスチャン・ベッテルの継続的なミスが悪い方向へと絡み合い、セバスチャン・ベッテルのフェラーリ、そして、F1での将来に疑問符がつけられている。勝利を奪われることになったF1カナダGPの裁定の後、セバスチャン・ベッテルは現代のF1への不満を露わにしてF1引退が囁かれたが、少なくとも2020年末までのフェラーリとの契約を全うするつもりだと語っている。今年、フェラーリのF1チーム代表マッティア・ビノットは、経験豊富なセバスチャン・ベッテルに“優先権”を与えて切れた、ルカ・バルディセッリはそれをシャルル・ルクレールに明け渡すべきだと語る。「私はVベッテルに批判的だ。彼は過大評価されているドライバーであり、ミハエル・シューマッハの後継者の器ではないと思っている」とルカ・バルディセッリは Pit Talk Radio で語った。「4回の世界選手権で制したドライバーではるが、彼はあまりにも多くのミスを犯している。彼は何らかの形で自分自身を見つける必要がある」「ルクレールがもっと熟練した経験豊富なドライバーになるとき、彼は助けることができるチームメイトとサポートが必要になるだろう。私は、ベッテルがルクレールの優れたパートナーになるために必要な経験を持っていると考えている」F1イギリスGPではマックス・フェルスタッペンに追突してノーポイントでレースを終えたセバスチャン・ベッテルだが、ドライバーズ選手権ではまだシャルル・ルクレールを上回っている。