フェラーリのセバスチャン・ベッテルは、F1で16戦未勝利であることに苛立ってはいないと主張。自身とフェラーリは常に最善を尽くしていると語る。最近のF1カナダGPではコース上では勝者だったとファンは主張するかもしれないが、セバスチャン・ベッテルは、昨年のF1ベルギーGPから勝利を挙げられていない。
先週末のF1フランスGPでフェラーリはSF90に多数のアップグレードを持ち込み、シャルル・ルクレールは3位表彰台を獲得したが、セバスチャン・ベッテルは5位を確保するのがやっとだった。「苛立ってはいない」とセバスチャン・ベッテルはコメント。「勝てるレースが15戦あり、それらに勝てなかったからといって、僕がイライラすることはないだろう」「僕たちはベストを尽くしてきたし、今年はここまで2回は勝てる可能性があったと思う。1つはもちろんシャルルがトラブルに見舞われたレースだ。僕はそのレースではそのレベルにはいなかった。もうひとつは少なくとも1位でラインを通過したけどね。僕たちはそれに蓋をしたと思う」「振り替えてみれば、いろいろなことに依存していると思うけど、全体的に自分のレースにはかなり満足している」「常にいろいろともう少しやれたと思うものだけど、僕たちは過去15レースを支配していたわけではない」フェラーリのパフォーマンスの低さとメルセデスの長期政権は、フェラーリのファンだけでなく、F1ファン全般を失望させている。セバスチャン・ベッテルは、この流れに落胆はしているものの、モチベーションや競争精神を損なうものではないと語る。「これらのレースを振り返り、僕たちが期待以上にうまくやるために何をする必要があるのかを理解することが重要だと私は思う」とセバスチャン・ベッテルはコメント。「それが私のアプローチだ。僕はレースが大好きだ。それについて何も変わっていない。今日は本当に孤独ではあったけど、レースを楽しんでいたし、1周ずつプッシュできるという点では素晴らしかった」「確かに、5番手で前のドライバーをレースを通して追いかけるのではなく、勝利に挑戦する方が良かいけど、それが現在の僕たちの位置だし、シーズン全体でそこにいないように落ち着いて集中し続けていくことが重要だ」「もちろん、今より良い位置にいたいけど、そうではない。もっと良い仕事おして、出来る限りギャップを縮められるかは僕たち次第だ」「あれこれ考えることにあまり時間をかけない。次のレース、今後数週間、数ヶ月の間に、より良い場所に自分たちを導くために大事なことに集中することが重要だ」