フェラーリのセバスチャン・ベッテルは、F1イタリアGPの予選で0.161秒という僅差でポールポジションを逃して2番手。無線でのそっけない会話も話題となった。FP1、FP2で最速タイムをマークしていたセバスチャン・ベッテルは、予選のQ1とQ2もトップで通過。Q3でも最後のアタックでタイムを更新して一時はトップに立つも、すぐさまチームメイトのキミ・ライコネンに上回られて2番手で終えた。
「今日ポールポジションを獲れなかったのはちょっと残念だ」とセバスチャン・ベッテルはコメント。「いくつかミスをしてしまったし、僕のラップはまとまっていなかった。でも、2台でフロントローを独占できたのはチーム全体にとって素晴らしい結果だ」「明日に関しては、僕たちにはレースのための良いスピードがあると思うし、良いスタートを切れることを願っている。特にここではそれが常に重要だ」「レースは長いし、何が起こるかわからない。でも、僕たちは懸命に仕事をしてベストを尽くしていく。クルマは強いので問題ないはずだ」「ティフォシと同じくらい結果を嬉しく思っているし、明日も同じ結果を残せることを期待している」フェラーリは、無線でキミ・ライコネンのポールポジション獲得を祝った後、無線でセバスチャン・ベッテルに2番手であることを伝えた。セバスチャン・ベッテルは「後で話そう」とそっけなく返している。セバスチャン・ベテルはQ3で先にコースに出ていたため、キミ・ライコネンにスリップストリームを使われており、その件に不満を持っているのではとの憶測を生んだ。しかし、セバスチャン・ベッテルは「いいや、それに関しては何も考えていない」と否定。「満足していないのは明らかだけど、理由は言わない」スリップストリームの件に関しては、フェラーリはレース毎に出走順をローテーションしていると説明した。「僕たちは毎週順番を変更している。単純に今週末はキミが2番目に走る番だった」とセバスチャン・ベッテルはコメント。「正直、ラップをまとめられなかった。実際、他のラップの方がよかった。最初のシケインで少し失ってしまったし、2つ目のシケイン、レズモなど、いろんなところでかなりのタイムを失った」「最終セクターは問題なかったけど、素晴らしくはなかった。とにかく良いラップではなかったし、十分ではなかった」「3番手ではなく、2番手につけられたのは幸運だったけど、とにかく十分ではなかった」関連:F1イタリアGP 予選 | キミ・ライコネンがポールポジション!
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