不振のレッドブルを離脱してフェラーリで勝利を掴んだセバスチャン・ベッテルと、そのフェラーリを離れてマクラーレンで苦戦するフェルナンド・アロンソ。第2戦を終えて、両者に明暗が分かれた。ジェンソン・バトンは、F1マレーシアGPでのフェラーリの優勝は、レッドブルから移籍したばかりのセバスチャン・ベッテルの影響だと評価することはできないと考えている。
「僕に言わせれば、彼はこの状況を掴むという運に恵まれたのは確かだ」とジェンソン・バトンはコメント。「状況が誰かにうまく機能するときもあるよね」たとえそうだとしても、ジェンソン・バトンの新しいチームメイトであるフェルナンド・アロンソにとっては苦味の残る展開だったに違いない。フェラーリで5年間戦ったフェルナンド・アロンソは、今年になってさらに遅いマクラーレン・ホンダを走らせている。フェルナンド・アロンソをライバルと認めるルイス・ハミルトンは「(日曜日に)セバスチャンの隣に座って考えた。フェルナンドはどう思っているんだろう?とね」と述べた。「それは彼である可能性があった。ちょっと奇妙な状況だよね」しかし、フェルナンド・アロンソは、フェラーリを去ったことに後悔はないと主張する。「オーストラリアでメルセデスが30秒差で勝つのを見た時、僕は自分の決断に心から納得していた」とフェルナンド・アロンソは El Confidencial に語った。