セバスチャン・ベッテルは、ダニエル・リカルドのレースデータを比較分析したが、大きく異なるエリアは見当たらなかったと述べた。レッドブルに移籍して後、1戦を除いてセバスチャン・ベッテルを上回っているダニエル・リカルドの活躍には多くの者が驚いている。対照的にセバスチャン・ベッテルはRB10への適応に手を焼いており、これまでにレース中に2度、ダニエル・リカルドを先に行かせるようチームに指示されている。
しかし、セバスチャン・ベッテルは、データを見る限りでは、前チームメイトのマーク・ウェバーの時のような明白な違いはないという。比較分析をしたかと質問されたセバスチャン・ベッテルは「もちろんだ」とコメント。「これまで彼はとても速かったので、とても速いコーナーがあったのは想像できるよね! でも、クルマのパフォーマンスがわかるリファレンスがあるのはいいことだ。僕自身は今年あまりスムーズにいっていないけど、そういうこともある」何かパターンは見つかったかとの質問には「いや、特にはないね」とセバスチャン・ベッテルは述べた。「特定のタイプのコーナーで彼が有利だとか不利だとかはない。なので、そういうものはないね」「マークの時は、彼は高速コーナーがかなり得意で、限界を見せてくれたときもあった。でも、ダニエルとはだいたいイーブンと言っていいと思う」セバスチャン・ベッテルは、自身は鈍いスタートにはなったものの、ここまでのダニエル・リカルドの好調ぶりは残りのシーズンのモチベーション向上に繋がると述べた。「ポジティブなサプライズだ。彼がチームとうまくやっていて、良い仕事をしているのは嬉しいことだ。僕たちはクルマのセットアップの好みが似ていると思う。走り方もそれほど違わない。彼が良い仕事をしているのは励みになる。僕は苦しんでいるけど、彼は良い仕事をしているし、それはクルマのポテンシャルを示している」
全文を読む