セバスチャン・ベッテルは、F1オーストラリアGPの予選でエンジンのソフトウエアに問題を抱え、ドライバビリティが欠けていたと述べた。予選では、チームメイトのダニエル・リカルドがフロントローを獲得したが、セバスチャン・ベッテルは2012年のF1ベルギーGP以来となるQ2敗退を喫し、13番手で予選を終えた。
レッドブルによると、セバスチャン・ベッテルのマシンはソフトウエア問題により“ドライバビリティが非常に乏しく、パワーダウンしていた”ためダニエル・リカルドとの差が大きくなったという。「(リカルドのマシンと比べて)違いはないはずだけど、今日は僕の方にトラブルがあった。そこを理解しなければならない」とセバスチャン・ベッテルはコメント。「幸い、彼の方はうまくいったし、少なくとも一台はいるべきところに着けた。周回はできたけど、パワーを出すとかなり難しかったし、ドライバビリティが下がっていた」「基本的に、自分たちがまだ望んでいる場所にいないことはわかっている。昨日の方が今日よりはるかに良かったし、今日の方が良くなるようにプログラムを組んだにも関わらず、今日の方が悪かった理由を理解しなければならない」「クルマのセットアップは違うし、ソフトウエアも違う。現代のF1マシンはソフトウエアのプログラミングがかなりある。ドライバーとしては、もう何が起きているのか理解するのは簡単ではなくなっている」 セバスチャン・ベッテルは、レッドブルが日曜日のレースを走り切れるかはまだ予断を許さない状況だと認める。「天才じゃなくてもわかることだ。僕たちはレースシミュレーションができていないし、一度にレース距離を走っていない。同じような走行距離でクルマにパーツを投入できているので、単純にテストの時と比べれば信頼性は改善しているう」 「信頼性についてまだまだなのはわかっている。チェッカーフラッグを見られるかどうかは2人とも危うい状況だけど、クルマが速いのは分かっている。できるだけ上位で終えられるように頑張るつもりだ。でも、プライオリティはレースを完走することだ」