セバスチャン・ベッテルは、2014年から始まる電気自動車レースのフォーミュラEについて「静かすぎる」と述べ、F1の未来ではないと否定的な見解を示した。F1は、2014年からより環境に優しい1.6リッター V6ターボエンジンを導入。各メーカーはすでにベンチテストでのエンジン音を公開しているが、F1の醍醐味とも言えるエンジン音には懸念の声が広がっている。
その一方で、FIAは、新シリーズであるフォーミュラEを2014年から開始。動力は電気モーターであり、エンジン音というものは存在しない。セバスチャン・ベッテルは、フォーミュラEについて「僕は全く気に入らないよ。あるべき未来ではないと思う」とコメント。「ファンはF1を感じるために来ているんだと思っている。クルマが通り過ぎ過ぎるときに風の音しか聞こえなかったら感じるものは何もない」「もしかしたら僕が古い人間なのかもしれないけど、F1には、ノイズや爆音、振動といったものが必要だと思う」「生まれて初めてF1を見に行った1992年のホッケンハイムを今でも覚えている。ドイツの黒い森を駆け抜けるF1マシンのエンジン音は凄かった。地面から伝わってくるような感じだったよ」関連:ホンダ、2015年 新F1エンジン音を公開 - 2013年10月19日
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