セバスチャン・ベッテルは、今週末のF1日本GPでチャンピオンシップ4連覇を決めるかもしれない。現在、セバスチャン・ベッテルは、ランキング2位のフェルナンド・アロンソに77ポイント差をつけている。F1日本GPでセバスチャン・ベッテルが優勝し、フェルナンド・アロンソが9位以下でフィニッシュした場合、その差は100ポイントとなり、4レースを残してセバスチャン・ベッテルのチャンピオンが決定する。
セバスチャン・ベッテルは、ここ4戦で連勝。スタートから後続を引き離す得意のパターンで勝利を達成している。ルイス・ハミルトンは、セバスチャン・ベッテルの独走を許していることをファンに申し訳なく思っていると述べた。「個人的にはファンに申し訳なく思っている。ミハエル・シューマッハが勝っていたころを覚えているからね」とルイス・ハミルトンはコメント。セバスチャン・ベッテルの勢いは、2000年代序盤のミハエル・シューマッハと比較されることが多い。2000年から2004年にミハエル・シューマッハが圧倒的な強さで5年連続チャンピオンを獲得したことで、ファンの間である種の“F1離れ”の空気が漂った。「覚えているよ。朝、レースのスタートを見るために起きて、その後また寝て、終わった頃に起きてくる。何が起こるかわかっているからね。今日はたくさんの人がそうしていただろうね」昨年、鈴鹿で圧倒的な勝利を果たしているセバスチャン・ベッテルだが「勝つことが当然というわけではない」と語る。「確かに過去には状況はとてもうまくいっていたし、僕は鈴鹿が大好きでもあるので、ある種の期待はしている」「でも、勝てると思い込むのは不適切だと思う。勝つまでにやってきた仕事があるし、現時点で僕たちはその仕事を楽しんでいる。もちろん、それは僕たちが素晴らしい戦いをしているからでもある」「どう表現していいかわからないけど、チャンピオンになると決めつけてはいない。まだ獲得できるポイントはたくさんあるし、今僕たちはリードしている」「非常に素晴らしいポジションだし、とても満足している。誤解しないでほしいけど、順位を明け渡したいわけではない。でも、何が起こるかわからない」「秘密があるとすれば、僕たちは自分たちのやっていることを本当に楽しんでいるということだ」