ドイツ人ドライバーのセバスチャン・ベッテルとミハエル・シューマッハは、破産の危機に直面しているニュルブルクリンクへの懸念を表明した。ホッケンハイムと隔年でF1ドイツGPを開催しているニュルブルクリンクは、政治と財政的な問題により、今後のF1開催が不安視されている。セバスチャン・ベッテルは、ニュルブルクリンクはF1にとってイタリアのモンツァと同じくらい象徴的な会場だと述べた。
「ニュルブルクリングでのレースを失うことになったら本当に残念だ」とセバスチャン・ベッテルは述べた。「僕たちはニュルブルクリンクがすぐに回復してくれることを願っている」「カレンダーで最も伝統的なレースのひとつなので、大きな損失になるだろう。例えるなら、イタリア人がモンツァを失うとの同じようなことだ」ミハエル・シューマッハも、ニュルブルクリンクは、ドイツのモータースポーツ遺産にとって非常に重要だと述べた。「ニュルブルクリンクのレースは僕たちドイツ人ドライバー全員にとって多くの歴史がある」とミハエル・シューマッハはコメント。「状況が良くなることを願っているし、できるだけ早くあそこに戻れる解決策が見つかることを期待している」母国GPであるニュルブルクリンクでもホッケンハイムでも優勝したことがないセバスチャン・ベッテルは、今年それを成し遂げることができれば“素晴らしいだろう”と述べ、7月に勝てないとのジンクスを否定した。「ここで勝つことはもちろん非常に特別なことだ」とセバスチャン・ベッテルはコメント。「まずなによりも、母国でレースをするチャンスがあるのは非常に特別なことだし、勝つことだできれば素晴らしいだろう」「今年も目指すけど、不利な月や日があるとは思わない」関連:ニュルブルクリンク、破産の危機