セバスチャン・ベッテルとチャンピオンシップを争う4人のライバルは、すでにドライバーズタイトル争いは終わったと口を揃えた。現在6位のフェリペ・マッサは計算上すでにタイトル争いから脱落しているが、フェルナンド・アロンソ、マーク・ウェバー、マクラーレンの両ドライバーにはまだタイトル獲得の可能性はある。
だが、現在ベッテルと112ポイント差で2位につけているフェルナンド・アロンソは「チャンピオンシップが不可能なのは明らかだね」とコメント。「計算上は不可能ではないけど、僕たちはもう争ってはいないよ」3位のジェンソン・バトンも「そうだね、(タイトルは)終わったよ。数レース前にね」と述べた。バトンと同ポイントで4位のマーク・ウェバーは「もう、すっかり終わっているよ。そうだろ? これからは残りの全員で2位を争うことになると思う」と述べた。5位のルイス・ハミルトンも「タイトルでセバスチャンを倒す可能性があるとは思わない。僕たちはプッシュし続けるけどね」と付け加えた。7度の世界チャンピオンであるミハエル・シューマッハは「ベッテルが負けるとは考えられないけど、最後まで全力を尽くさなければならないね」と述べた。フェラーリのチーム代表ステファノ・ドメニカリは「(タイトルが)セバスチャンの手にあることは完全に明白なことだ」とコメント。フェリペ・マッサは「彼がタイトルを落とす唯一の方法は、もうレースに来ないことだね」と述べた。