マックス・フェルスタッペンに、2026年シーズン限りでF1を離れる可能性があるとの報道が浮上した。2026年F1日本GPを8位で終えたあと、フェルスタッペンは新しいパワーユニット・レギュレーションへの不満を改めて口にし、自身の将来についても含みを持たせた。レッドブル・レーシングと2028年末まで契約を結んでいるフェルスタッペンだが、これまでもF1から早期に身を引く可能性をたびたび示してきた。
オランダ紙『デ・テレグラーフ』は、フェルスタッペンが引退を真剣に検討していると報道している。フェルスタッペンは鈴鹿でBBCラジオ5ライブのインタビューに応じ、今後について問われると、自身の胸中を率直に明かした。「そういうことだ。僕はこのパドックの中にあるすべてのことについて考えている」「プライベートではとても幸せだ。でも24戦を待つことになる。今回は22戦だけど、普通なら24戦だ。そして、それに価値があるのかと考えるようになる」「それとも、家で家族と一緒にいるほうが楽しいのか。友人たちにもっと会えるほうがいいのか。自分がこのスポーツを楽しめていないのなら、なおさらだ」新レギュレーションへの不満は今季を通じて継続フェルスタッペンは、2026年から導入された新ルールに対して最も厳しい批判を続けているドライバーのひとりだ。新世代のF1マシンについては「フォーミュラEを強化したようなもの」とも表現しており、今季ここまで一貫して不満を口にしてきた。今回の報道は、フェルスタッペン陣営に近く、レッドブル関連の報道で信頼度が高いとされるエリック・ファン・ハーレンによるものとされている。記事では、中東2連戦がイラン戦争の影響で中止となったことで生まれた4月のインターバルが、フェルスタッペンにとって将来を考える「重要な数週間」になると伝えている。フェルスタッペンは、自身がF1を目指した原点にも触れながら、現在の心境を次のように語った。「子供の頃、僕がやりたかったのはこれだった。当時は自分が何を成し遂げるのか、どれだけお金を稼ぐのかなんてまったく分かっていなかった」「子供の頃はそんなこと考えないし、それが目的でもない」「僕は楽しむためにここにいたいし、素晴らしい時間を過ごしたいし、自分自身が楽しみたい。でも今は、正直そこまでそうではない」「もちろん、楽しめている部分もある。チームと仕事をするのは好きだ。第二の家族のような存在だからね。でも、いざクルマに乗ると、残念ながらいちばん楽しいものではなくなっている」「僕は努力している。毎日、自分に楽しもうと言い聞かせている。でも、それはとても難しい」GT3やスポーツカー転向も選択肢仮にフェルスタッペンがF1を離れることになった場合、次の舞台として有力視されているのがスポーツカーだ。本人はすでに単発のレースに出場しており、5月にはニュルブルクリンク24時間レースへの初参戦も予定している。さらに、GT3活動や自身のチーム運営にも強い情熱を持っていることを明かしている。「いずれにしても、僕には他にもたくさん情熱を注いでいるプロジェクトがある。GT3レースだ。自分で走るだけではなく、チームのこともある。それを作り上げていくのは本当に楽しい」「今後数年で、それをさらに発展させていきたいと思っている」「仮にここを離れたとしても、何もしなくなるわけではない。僕は常に何かを楽しんでいるし、人生のほかの多くのことでも楽しさを見つけられる」「でも、正直に言えば、こういう話をしていること自体が少し悲しい。とはいえ、これが現実だ。僕のことを気の毒に思う必要はない。僕は大丈夫だから」
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