マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は、日本GPを前に富士スピードウェイで行われた非公開テストにサプライズ参加し、SUPER GTのGT500マシンである日産Z NISMOをドライブした。この走行はレッドブルが主導したプロモーションテストの一環として実施され、雨のコンディションの中で行われた。フェルスタッペンは数周にわたりステアリングを握り、GT500マシン特有の特性を確認した。
レッドブル主導のプロモーション走行 富士で実現今回のテストは、富士スピードウェイで行われていたGT500メーカー合同テストの2日目に合わせて実施されたものだ。フェルスタッペンがドライブしたのは、レッドブルカラーをまとった特別仕様の日産Z NISMO。2025年仕様の空力パッケージとブリヂストンタイヤを装着し、ウェットコンディションの中で走行が行われた。走行は長時間ではなく、限られた周回数にとどまったとされており、KONDO RACINGのGT500ドライバーである三宅淳詞とマシンをシェアする形で進められた。また同テストでは、レッドブルカラーのホンダNSX GT3(GT300クラス仕様)も走行しており、こちらはNAKAJIMA RANCINGが準備し、イゴール・フラガがドライブした。SUPER GTマシン経験は2度目 NSX以来の再挑戦フェルスタッペンにとって、トップクラスのSUPER GTマシンをドライブするのは今回が初めてではない。2022年にはホンダのファンイベント「ホンダサンクスデー」で、もてぎにてホンダNSX-GT(旧世代GT500)を走らせており、今回が2度目の経験となる。一方で今回の走行では、2リッター直列4気筒ターボエンジンを搭載する現行GT500車両のフィーリングを確認。ラップタイムなどの詳細データは公開されていないが、少数台のみが参加したテストの中で貴重な走行機会となった。ニュルブルクリンク参戦から連続走行 活動の幅を拡大今回の富士テストは、フェルスタッペンにとって多忙なスケジュールの一環でもある。直前の週末にはニュルブルクリンク北コースで行われたNLS第2戦に参戦し、メルセデスAMG GT3 Evoで暫定優勝を飾った。しかしその後、タイヤ規定違反により失格となっている。それでもGT3カテゴリーへの挑戦や、今後予定されているニュルブルクリンク24時間レースへの参戦計画など、F1以外での活動の幅を広げている状況だ。日本GP前の注目イベント 不振スタートからの巻き返しへこのサプライズ走行は、今週末に控える鈴鹿での日本GPを前に行われたものだ。フェルスタッペンは2026年シーズン開幕2戦で苦戦しており、ランキングは8位(8ポイント)。首位のジョージ・ラッセル(メルセデス)の55ポイントに大きく差をつけられている。チームとしてもレッドブルはコンストラクターズ6位と出遅れており、新レギュレーション初年度の中で厳しい状況に置かれている。その中での今回の富士テストは、単なるプロモーションにとどまらず、日本ラウンドに向けた話題性と注目度を一気に高める動きとなった。
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