マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は、ニュルブルクリンクで行われたNLS第2戦でダニエル・フンカデラ、ジュール・グーノンとともに圧倒的な勝利を収めた。しかし、その歓喜は長くは続かなかった。レース後の技術検査でタイヤ使用数違反が発覚し、チームは失格処分となり、勝利は剥奪される結果となった。
圧倒的な速さで掴んだ勝利2026年F1シーズン序盤の2戦を終えた直後、フェルスタッペンはニュルブルクリンク北コースへと向かい、NLS第2戦に参戦した。今回はメルセデスのファクトリー支援を受けるウィンワードのAMG GT3をドライブした。フェルスタッペンは予選でポールポジションを獲得し、レースでもその速さを維持。序盤は16号車アウディのクリストファー・ハーゼに先行を許す場面もあったが、自らのオーバーテイクで主導権を奪い返した。その後も戦略の違いによって順位の入れ替わりはあったものの、フンカデラとグーノンとの連携でレースをコントロール。終盤には99号車BMWの追撃も受けたが、最終スティントを担当したフェルスタッペンが差を広げ、最終的に59秒差の大差でチェッカーを受けた。「世界で最もクレイジーなコース」レースウィークを通じて、フェルスタッペンはGTレースの環境を心から楽しんでいる様子を見せていた。「今週末はニュルブルクリンク・ノルドシュライフェでこのクルマを本当に理解することに集中していた。とても楽しかった」「チームはクルマをしっかり準備してくれて、良いテストができた。とても快適に感じていたし、素晴らしい経験だった」「この場所は本当に素晴らしい。ファンも情熱的で、レースやクルマを心から楽しんでいるのが伝わってくる。こういう場にいられるのは嬉しい」「ここは世界で最もクレイジーなサーキットのひとつだ。もちろん良い意味でだ。ずっと見てきたし、いつか走りたいと思っていたレースだった」数時間後に訪れた失格の結末しかし、この完勝劇はレース後に一転することになる。審査の結果、ウィンワードの3号車メルセデスは、レース中に使用可能な6セットを超える7セットのタイヤを使用していたことが判明。これにより失格処分が下された。チーム代表のクリスチャン・ホーエナーデルは、この結果について謝罪し、チーム内部のミスが原因であったと説明した。「チーム内のミスによるものだ。応援してくれたすべての人に申し訳ない」この失格により、勝利は99号車ロウBMWのジョーダン・ペッパーとダン・ハーパーに繰り上がる形となった。フェルスタッペンにとっては圧倒的なパフォーマンスを示した週末となった一方で、結果としては公式記録に残らない苦い結末となった。
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